プレスリリース要約
老舗靴メーカーのムーンスターとキッザニアが、子供たちの自由な発想を形にする「スニーカーデザインコンテスト」の受賞作を決定しました。単なるイベントに留まらない、150年の技術と教育を掛け合わせた「体験型ブランディング」の好例として注目を集めています。
第7回目となる今回のコンテストでは、はく人が「パワーアップする」靴をテーマに公募が行われました。応募資格は3歳から15歳までで、キッザニアの『くつ工場』パビリオンで職業体験をした子供たちが対象です。厳正な審査の結果、カミナリと炎で速さを表現した「キッザニア賞」と、友情をテーマにグリーンの色彩にこだわった「ムーンスター賞」の2作品が選出されました。
最大の特徴は、選ばれたデザインをムーンスターの熟練職人が実際に一足の靴として製作し、受賞者に贈呈する点です。福岡県久留米市の自社工場にて、生ゴムに熱と圧力を加える伝統的な「ヴァルカナイズ製法(加硫製法)」を採用。子供の自由な色彩感覚を、プロの技術によって高い耐久性と美しいシルエットを兼ね備えた実用品へと昇華させています。


Journalポイント
実はこれ、単なる絵画コンクールではなく、究極の CX を提供するファン形成戦略なんです。
CX というのは顧客体験のことですね。子供が描いた絵を、プロが本物の靴にするなんて驚きです。
CXというのはカスタマー・エクスペリエンスの略称で、顧客が商品やサービスを通じて得る体験価値のことです。元々はキッザニアで くつデザイナー 体験をした子供たちの切実な声から始まりました。
でも、たった一足のために工場を動かすのはビジネスとして非効率ではないですか?
そこで活きるのが、久留米で150年続く ヴァルカナイズ製法 です。職人の手作業が工程の核となるため、一点物でも高い品質を担保できる強みがあります。
なるほど!じゃあ、大量生産とは別の価値を子供たちに届けているってことですか?
その通りです。窯に入れて熱と圧力を加えることで、ゴムと硫黄を化学反応させるこの製法は、しなやかで壊れにくい靴を生みます。技術の凄さを肌で感じてもらう狙いもあります。
他のメーカーもこうした「体験」を売るような取り組みをしているんですか?
実は業界全体が D2C 的な情緒価値の提供へシフトしており、モノを作るだけでなく「夢を形にするプロセス」を見せる手法が一般化しつつあります。
企業の技術力と子供の創造性が繋がる、素晴らしい循環ですね。勉強になりました!

