プレスリリース要約
名古屋大学発ベンチャーのゼロハーム株式会社が、第12回日本医療安全学会で最優秀評価を受賞しました。開発中のシステム「Zeroharm」は、AIによるリスク予測で医療現場の安全管理を根本から変える可能性を秘めています。
ゼロハーム社が開発中の「Zeroharm」は、日本医療安全学会主催の「P-1グランプリ」にて、名だたる大手メーカーを抑えて会場投票での最優秀評価(King of Incident Reporting System)を獲得しました。同システムは、医療現場で発生するヒヤリ・ハットなどのインシデント報告を収集・分析する基盤であり、名古屋大学病院の特許技術を活用した「リスクの数値化」と「AIによる予兆検知」を実現している点が最大の特徴です。
2026年7月の正式販売を目指す本システムは、入力者の心理的負担を軽減する「懲罰感のない選択式入力」や、クラウド活用による高速なデータ分析を強みとしています。単なる報告ツールに留まらず、蓄積された膨大なデータをAIが解析することで、重大な事故につながる前にリスクを可視化。医療安全管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に推進するプラットフォームとして、現場の安全性向上への貢献が期待されています。

Journalポイント
実はこれ、単なる報告システムではなく、名古屋大学病院の特許技術を使った「リスクの予兆検知」ができるAIなんです。
え、そうなんですか?AIが事故を起きる前に教えてくれるということですか?
AIというのは人工知能のことで、大量のデータからパターンを学習して予測する技術です。医療現場では、小さなミスの積み重ねが重大な事故につながるため、その兆候を数値化して捉えることが重要なんです。
でも、それってもともと人間が注意深くレポートを読んでいれば気づけることじゃないんですか?
膨大なレポートを人間が全て分析するのは限界があります。数字で言うと、Zeroharmは高速なデータ分析によって、人間が見落としがちな微細なリスクの予兆を瞬時に検知できるんです。
なるほど!じゃあ、現場の看護師さんや医師の方々の負担もかなり減るってことですか?
その通りです。特に面白いのが「懲罰感のない選択式入力」です。自由記述だと書くのが大変ですが、選択式なら短時間で済み、心理的なハードルも下がります。これが2026年7月の正式販売に向けて開発されています。
他の大手メーカーも似たようなシステムを出しているんですよね?
はい。しかし今回は大手メーカーが並ぶ中で、会場の投票によってこのベンチャーが最優秀評価に選ばれました。業界全体が、従来の「記録のためのシステム」から「防ぐためのシステム」へシフトしている証拠ですね。
現場の声を反映した技術が評価されたんですね。勉強になりました!

ゼロハーム株式会社

- 代表
- 南尚人、星 剛史
- 所在地
- 愛知県名古屋市中区栄5丁目26番36号 GS栄ビル3F
- URL
- zeroharm.jp
