プレスリリース要約

愛知県のパイプ製造メーカー、シンニチ工業が大学やスタートアップと連携し、廃材をアップサイクルしたオフィス空間を完成させました。単なる産学連携を超え、多様な主体を繋ぐ「パイプ役」として新たな事業価値を創出する同社の取り組みは、製造業の枠を超えた共創モデルとして注目を集めています。

シンニチ工業は、椙山女学園大学との産学連携プロジェクト第3弾として、本社工場の食堂や会議室のリフォームを完了しました。本プロジェクトは学生の卒業制作として進められ、「揺らぎ」をコンセプトに、ステンレスパイプの廃材をインテリアへと昇華。スタートアップ企業の循環型素材や、伝統技術を持つアトツギ企業の加工技術、若手アーティストのアート作品を融合させています。2022年から続くこの取り組みは、学生に実社会でのモノづくり経験を提供する場としても機能しています。

今回のプロジェクトでは、植物系廃棄物を活用するSpacewasp社やデジタル木材加工のVUILD社といったスタートアップとの共創が特徴です。さらに、老舗アトツギ企業であるワーロンの技術をテーブル天板に採用するなど、新旧の技術を掛け合わせています。完成した空間は、単なる社員の休憩スペースに留まらず、教育機関や地域企業との連携成果を発信する「ショールーム」としての役割も担います。BtoB企業が自らの技術と外部の感性を繋ぎ、情緒的価値を生み出す先進的な事例と言えます。

PR Times掲載画像
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Journalポイント

編集部

実はこれ、単なるリフォームではなく、シンニチ工業が自らを「人と技術を繋ぐパイプ役」と再定義した象徴的なプロジェクトなんです。

え、そうなんですか?パイプを作っている会社が、自分たちを「繋ぎ役」と呼ぶのは面白い発想ですね。

読者
編集部

実は今、地方の製造業には「技術はあるけれど、どう発信していいか分からない」という課題があって、それをオープンイノベーションで解決しようとしているんです。

オープンイノベーションって、具体的にどういうことですか?

読者
編集部

オープンイノベーションというのは、自社だけでなく外部の技術やアイデアを組み合わせて革新を起こす手法のことで、今回は学生やスタートアップ、アーティストまで巻き込んでいます。

でも、それってもともと大学との研究協力とかで昔からあったんじゃないんですか?

読者
編集部

従来の産学連携は技術開発が中心でしたが、今回はアップサイクル、つまり廃材にデザインという付加価値を与えて、全く別の製品に生まれ変わらせる「感性」の共創なんです。

なるほど!じゃあ、自社のゴミだったものが、学生の力で高価なインテリアやアートに変わったってことですか?

読者
編集部

その通りです。例えば、東京藝術大学の卒業生によるアート作品を設置したり、最新のデジタル木材加工技術を使ったりして、製造現場に「情緒的な価値」を生み出しているんですよ。

他の製造業の会社も、似たようなことをしているんですか?

読者
編集部

実は業界全体が、単なる「下請け製造」から、自社ブランドや独自の価値を持つ「提案型企業」へシフトしていて、こうした共創モデルは今後さらに増えるはずです。

なるほど、自社の強みをどう「翻訳」して外部と組むかが鍵なんですね。勉強になりました!

読者
シンニチ工業株式会社 ニュース要点の図解

シンニチ工業株式会社

代表
木下雄輔
所在地
愛知県豊川市平尾町天間48番地
URL
www.shinnichikogyo.co.jp
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