プレスリリース要約
デフィデ株式会社は、日本を代表するAI研究者へのインタビューシリーズ「AI Future Talks」の第8回を公開しました。今回は、身体性メディア・触覚テクノロジーの第一人者である慶應義塾大学大学院の南澤孝太教授を迎え、視覚・聴覚に続く「身体のDX」がもたらすビジネスと社会の変革について深掘りしています。
デフィデ株式会社が展開する「AI Future Talks」第8回では、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)の南澤孝太教授が登場しました。南澤教授は、コンピュータと人間の相互作用分野で世界最高峰の「ACM CHI Best Paper Award(2025年)」を受賞し、内閣府のムーンショット型研究開発事業においてプロジェクトマネージャー(PM)を務める、当該分野のトップランナーです。対談では「共創と越境により新たな時代をデザインする」をテーマに、技術が人間の身体能力をいかに拡張し、AIとの新たな関係性を築くかが語られました。
対談の柱は3点です。1つ目は、触覚や運動感覚をデジタル化する「身体のDX」。NTTドコモとの共同プロジェクト「フィールテック」や、大阪・関西万博でのスポーツ観戦実証など、産業応用への具体策が示されました。2つ目は、2050年の社会像を描く国家プロジェクト「Project Cybernetic being」の展望。3つ目は、医療や福祉、エンターテインメントなど多分野を横断する「越境」の哲学です。経営層やDX推進者にとって、次世代のインターフェース戦略を練る上で不可欠な視点が凝縮されています。
Journalポイント
実はこれ、単なるロボット工学の話ではなく、身体のDXという全く新しいビジネス概念なんです。
身体のDXですか?視覚や聴覚以外をデジタル化するって、どういうことですか?
DXというのはデジタルトランスフォーメーションのことで、データと技術で生活やビジネスを根底から変えることを指します。南澤教授は、触覚や筋肉の動きをネットワークに乗せようとしているんです。
でも、触った感覚って物理的なものですよね。それをデータにするのは難しくないですか?
たとえばNTTドコモとのフィールテックでは、人の触覚を振動や圧力として記録し、他者に共有する技術を開発しています。数字で言うと、すでに万博でのライブビューイングなどで実証が進んでいる段階ですよ。
なるほど!じゃあ、スポーツの衝撃や職人の手つきを遠隔で『感じる』ことができるってことですか?
その通りです。さらに南澤教授は国家プロジェクトのPMとして、2050年までに人がアバターを通じて場所や身体の制約なく活動できる社会を目指しています。
PMというのはプロジェクトマネージャーのことですね。他の会社や研究者も、こうした身体拡張に注目しているんでしょうか?
実は業界全体がHCI、つまり人間とコンピュータの相互作用をより密接にする方向へシフトしています。このインタビューシリーズには石黒浩教授など、名だたる研究者が登場し、その潮流を裏付けています。
技術が人間を置き換えるのではなく、能力を伸ばしてくれる未来が見えてきました。勉強になります!


