プレスリリース要約
大阪のソウルフードとして親しまれるベーカリー「クックハウス」を運営する株式会社ダイヤが、創業80周年を機にブランドロゴをリニューアルします。1日7,000人が利用する圧倒的な支持基盤を持ちながら、なぜ今、26年ぶりとなる刷新に踏み切ったのか。その裏には、伝統を守りつつ変化し続ける老舗の生存戦略がありました。
1946年創業の株式会社ダイヤは、2026年5月1日よりメインブランド「クックハウス」のロゴを刷新します。同ブランドは大阪・奈良の駅ナカや商業施設を中心に20店舗を展開し、毎日7,000人以上が訪れる地域密着型ベーカリーです。今回のリニューアルは、これまでの歴史を継承しつつ「関西一のベーカリー」を目指すという新たな決意を込めたもので、店舗看板やパッケージも順次変更されます。
同社の強みは、毎月3〜5種類もの新商品を投入し続ける開発力にあります。創業者が提唱した「三味(前味・中味・後味)」の精神を軸に、見た目、味、接客のすべてにおいて高い基準を維持。近年では「おかんパン」が発売1年で売上1億円を突破するなど、伝統的な「明日のパン」需要に応えつつ、ギフト市場や観光需要の取り込みにも成功しています。


Journalポイント
実はこれ、26年ぶりのロゴ変更なんです。伝統を守るだけでなく、あえて「変化」を可視化することで、次の時代への決意を示しているんですよ。
26年も変えていなかったんですか? それだけ地域に深く根付いていたという証拠ですね。
実は今、原材料高騰や競争激化という課題があって、老舗であっても「指名買い」されるためのブランド力強化が不可欠な状況なんです。
でも、ロゴを変えるだけで具体的にビジネスにどう影響するんですか?
たとえば、新商品の「おかんパン」は1年で売上1億円を突破しました。新しいロゴは、こうしたヒット商品の勢いをブランド全体に波及させる装置になります。
なるほど!じゃあ、ただの看板の掛け替えではなく、ブランドの再活性化を狙っているんですね?
その通りです。大阪特有の「明日のパン」文化を大切にしつつ、毎月3〜5種類の新商品を出し続けるスピード感を、新しいデザインでより強調しています。
他の老舗ベーカリーも、同じようにリブランディングに動いているのでしょうか?
実は業界全体が、単なる「パン屋」から「独自の価値を提供するブランド」へとシフトしていて、リブランディングは大きなトレンドになっています。
老舗だからこそ、常に新しい姿を見せ続けることが生き残りの鍵なんですね。勉強になりました!

