プレスリリース要約
独立系資産運用大手のニューバーガー・バーマンと三井住友銀行が、国内LBOローンを対象とするプライベート・デット・ファンドの共同運営で合意。北米の高度な運用知見と国内メガバンクの案件発掘力を融合し、日本企業の事業承継や再編に伴う資金需要を金融面から強力にバックアップします。
2026年4月27日、ニューバーガー・バーマンは、三井住友銀行と国内LBO(レバレッジド・バイアウト)ローンを投資対象とするプライベート・デット・ファンドを運営するため、日本国内に合弁会社を設立すると発表しました。この取り組みは、国内大手金融機関と、北米市場で豊富な実績を持つ独立系資産運用会社がパートナーシップを組む本邦初のスキームとなります。市場成長の余地が大きい日本のプライベート・デット市場に対し、国内外の投資家が効率的にアクセスできる新たな運用商品を提供します。
新合弁会社は、三井住友銀行の卓越したオリジネーション力と厳格なクレジットアンダーライティングに、ニューバーガーが1987年から培ってきたプライベート投資の知見を融合。2013年設立の米国プライベート・デット部門は、総額250億ドルの資産を運用しており、デフォルト率が年率 **0.03%** という極めて低い水準を維持しています。この世界基準のベストプラクティスを日本市場に最適化し、事業承継や成長投資における柔軟な資金供給のエコシステム構築を目指します。
Journalポイント
実はこれ、銀行と投資ファンドという、本来は競合しがちなプレイヤーが手を組んで、日本企業の成長を支える『新しい財布』を作るという非常に面白い試みなんです。
え、そうなんですか?銀行が自分たちの融資ビジネスをわざわざファンドに分け与えるような形に見えますが、何かメリットがあるのでしょうか?
実は今、M&Aの大型化などで一銀行が抱えられるリスクには限界があり、銀行だけでは支えきれない資金需要が増えているという課題があるんです。
なるほど。今回のリリースにある LBO というのも、その「リスクの隙間」に関係がある言葉なんですか?
LBO というのはレバレッジド・バイアウトの略で、買収先の資産や将来の収益を担保に資金を借りる手法のことです。数字で言うと、ニューバーガーの米国での損失率はわずか 0.01% と極めて低く、この緻密な管理能力が武器になります。
損失率がそんなに低いのは驚きです!じゃあ、銀行の持つ案件情報と、彼らの高い審査能力を組み合わせるということですね?
その通りです。さらに プライベート・デット という形態をとることで、銀行融資よりも柔軟な返済スケジュールや条件設定が可能になり、企業の成長戦略に合わせた支援がしやすくなります。
その プライベート・デット というのは、具体的にどういう投資手法を指すのでしょうか?
プライベート・デット というのは、銀行以外の投資家から集めた資金を、市場を介さずに企業へ直接融資する仕組みのことで、今、世界中の機関投資家から注目されている資産クラスです。
銀行融資に代わる新しい資金供給の仕組みが、日本でも本格的に動き出すということですね。今後の市場の変化が楽しみです。勉強になりました!

ニューバーガー・バーマン株式会社
- 代表
- 大平亮
- 所在地
- 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング12階
- URL
- www.nb.com/ja/institutions
