プレスリリース要約
パーソルクロステクノロジーが滋賀県甲賀市で実施した、自動配送ロボットによるラストマイル配送の実証実験が完了しました。深刻化する物流業界の人手不足に対し、自治体やJAと連携して「新たな社会インフラ」を構築する、極めて実効性の高い取り組みとして注目を集めています。
本実証実験は、パーソルクロステクノロジー、甲賀市、JAこうか、手原産業倉庫の4者による業務提携に基づき、2026年1月に実施されました。JAこうかの子会社が製造した「弁当」を配送拠点から約2.5kmのルートで配送し、技術面だけでなく地域の社会的受容性や運用課題を多角的に検証。期間中、計450個の弁当を届け、配送率100%を達成しました。
運用面では、大雪の影響でロボット走行を中止した1日を除き、予定通りの配送を完了。ロボット配送率は94%を記録しました。利用者からは「配達時間の安定」や「人手不足対策への期待」といった評価が得られたほか、今後は医薬品や重量物の配送、非対面での本人確認が必要な物品への対応など、より生活に密着した具体的なニーズも明らかになっています。


Journalポイント
実はこれ、単なる配送の自動化ではなく、地方に 「新しい雇用」 を生む仕組みでもあるんです。
え、そうなんですか?ロボットが仕事を奪うのではなく、雇用が増えるってどういうことですか?
実は今、ロボットを安全に走らせるための 「遠隔管制」 という役割が必要なんです。今回の実験でも甲賀市内に管制室を設置しました。
管制室……。でも、そもそも ラストマイル って言葉をよく聞きますが、具体的に何を指しているんですか?
ラストマイルというのは、配送拠点から最終目的地である利用者までの 「最後の1km」 のことで、物流の中で最もコストと手間がかかる区間なんです。今回の実験では約2.5kmのルートで 450個 の弁当を届け切りました。
450個も!それだけ動けば、ロボットが街にいるのが当たり前の風景になりそうですね。
その通りです。大雪で1日だけ中止しましたが、それ以外は 配送率100% です。トラブル時は遠隔操作に切り替える体制も整っていました。
なるほど!じゃあ、今後は弁当以外にも運べるものが増えていくってことですか?
利用者からは 「医薬品」 や 「灯油」 のような重量物の要望も出ています。ロボットなら重い荷物も非対面で、かつ正確な時間に届けられますからね。
他の自治体や企業も、同じような取り組みを加速させているのでしょうか?
はい。業界全体が 「労働力不足の解消」 と 「買い物難民支援」 の両立へシフトしており、こうした成功事例が横展開されるフェーズに入っています。
ロボットが街のインフラになる未来が、すぐそこまで来ているんですね。勉強になりました!


