プレスリリース要約
大丸松坂屋百貨店グループは、博多織の伝統美に着想を得た新しいパイ菓子専門ブランド「HAKATA ORIOORI」を2026年5月20日に大丸福岡天神店にオープンします。約70年にわたり磨き上げた独自のパイ製造技術と、地元・福岡の厳選素材を融合させた、地域密着型の高付加価値ビジネスモデルとして注目を集めています。
新ブランド「HAKATA ORIOORI(博多オリオーリ)」は、福岡・博多の伝統工芸である「博多織」の献上柄や、ものづくりへの姿勢をコンセプトにしたパイ菓子専門店です。大丸福岡天神店本館B2の菓子売場に全国初の店舗を構えます。同グループが1950年代から約70年間にわたり改良を重ねてきた独自のパイづくり技術を最大限に活かし、常温で美味しく全国に届けられる高品質な焼き菓子を提供します。商品は、福岡県産の「あまおう苺」や「八女抹茶」といった地元の名産品を取り入れたミルフィユを中心に、手土産やギフト需要を狙ったラインナップを展開します。
展開される商品には、1944層にも折り重ねたサクサクのパイ生地で特製クリームを挟んだ「ミルフィユ(あまおう苺・八女抹茶)」や、キャラメリゼしたパイでなめらかなクリームを挟んだ「生ミルフィユ」、じっくり2度焼きした「アップルパイ」などがあります。価格帯は1個486円のアップルパイから、3,240円のギフト向けアソートまで幅広く用意し、日常の贅沢からフォーマルな贈答まで多様な顧客ニーズに対応します。オープン記念として、購入特典に伝統の献上柄をあしらったオリジナルポーチを用意するなど、ブランドの世界観をトータルで訴求しています。


Journalポイント
実はこれ、単なるご当地スイーツの新店オープンではなく、百貨店グループが持つ約70年の技術資産を地域資源と掛け合わせてリブランディングした、高度な事業開発事例なんです。
え、そうなんですか?大丸松坂屋が自社でそんなに長くパイの技術を培ってきたなんて意外ですね。具体的にどういう技術なんですか?
実は、1950年代に『生菓子のパイを常温で全国に届けたい』という想いから研究が始まり、独自の製法を磨き続けてきたそうです。今回のミルフィユには、なんと1944層ものパイ生地が使われているんですよ。
1944層!それはすごい技術ですね。でも、それってもともとグループ内にあった技術なら、なぜ今になって博多織と結びつけたブランドにしたんですか?
良い着眼点ですね。地方の百貨店が生き残るためには、その地域に深く根ざしたストーリーが不可欠だからです。博多織の『糸を織り重ねる』姿勢と、パイの『生地を折り重ねる』技術を『織る』という共通コンセプトで繋ぎ合わせたのがこのブランドなんです。
なるほど!技術と地域の伝統工芸がコンセプトで美しく繋がったわけですね。でも、お土産として実際に売れるための工夫はあるんでしょうか?
もちろん、味や素材にも徹底的にこだわっています。福岡を代表するあまおう苺や八女抹茶といった高級な地元食材を使用し、パッケージにも博多織の献上柄を取り入れることで、一目で福岡らしさと高級感が伝わるデザインに仕上げています。
確かに、それなら出張の手土産や観光客のギフト需要にぴったりですね。他の百貨店でもこういった独自のPB開発は進んでいるんですか?
PBというのはプライベートブランド(自主開発商品)のことで、小売店自らが企画・販売する商品のことです。実は今、業界全体がモノを売る場所から『コトやストーリーを体験する場所』へとシフトしており、地方独自のPB開発が活発になっています。
伝統を守るだけでなく、現代の技術とデザインで新しく蘇らせる。ビジネスとしても非常に学びが多い事例ですね。勉強になりました!

株式会社 大丸松坂屋百貨店
- 代表
- 宗森 耕二
- 所在地
- 東京都江東区木場二丁目18番11号
- URL
- www.daimaru.co.jp/fukuoka
