プレスリリース要約
2021年に民事再生を経験したサン宝石が、人気キャラクター「ほっぺちゃん」の16周年を機に、劇的な事業転換を図っています。従来の通販中心のビジネスモデルから脱却し、ファンとの共創を軸にしたIP(知的財産)ブランドへと進化。懐かしさと多様性を武器に、新たな成長軌道を描く同社の戦略に迫ります。
メモリーテックつくば株式会社が運営する「サン宝石」は、かつて小中学生向けのカワイイ雑貨やアクセサリーのカタログ通販で一世を風靡しました。しかし、購買行動の変化や少子化、カタログ通販市場の縮小により2021年に民事再生を申請。そこから4年が経過した現在、同社は単なる「通販会社」から、自社コンテンツを最大活用する「IPブランド」への変革を進めています。その中核を担うのが、2026年5月5日に誕生16周年を迎える人気キャラクター「ほっぺちゃん」です。同社はこれまでの事業構造を抜本的に見直し、ライセンス事業や体験型イベントを組み合わせた新たなビジネスモデルへの転換を本格化させています。
現在の成長戦略の鍵は、自社ECへの集客のみに頼るのではなく、ガチャガチャや他社店舗への卸、POPUPストア、ワークショップなどを通じて「ほっぺちゃん」とのタッチポイントを外部に広げる点にあります。そこでキャラクターに出会ったファンがSNSで発信し、その熱量が新たな世代へ伝播して公式ECやリアルイベントに還流するという循環モデルを構築。さらに、職人が一つひとつ「手しぼり」で作るほっぺちゃんの個性を「多様性の象徴」として再定義し、ファンの愛着を深める取り組みも強化しています。今後は着ぐるみ事業やアニメ展開、海外進出も視野に、幅広い世代に愛されるブランド化を目指します。


Journalポイント
実はこれ、単なる懐古主義の復活劇ではなく、これまでの通販モデルから脱却し、徹底的なビジネスモデルの転換が行われている面白い事例なんです。
え、そうなんですか?サン宝石といえば、昔懐かしい通販のイメージが強いですが、今はIPを軸にしているんですね。
IPというのは知的財産(Intellectual Property)のことで、キャラクターや知的創作物の価値を指します。サン宝石は、かつての「安くて可愛い雑貨を売る通販会社」から、このIPをライセンスなどで広げるビジネスへ転換したんです。
でも、それってもともと通販サイトである公式ECに人を集めるのが目的じゃないんですか?
ECというのは電子商取引、つまりインターネット通販のウェブサイトのことですね。確かに最終的にはECにも戻ってきますが、まずは外部でキャラクターに触れてもらい、ファンがSNSで自発的に語り、それが新しい世代に届くという循環構造を作ることが目的なんです。
なるほど!じゃあ、自社サイトだけで完結させずに、SNSやリアルな体験を組み合わせて価値を広げているってことですか?
その通りです。特に面白いのが、職人が手作業でしぼって作る「ほっぺちゃん」の個性を「多様性」として再定義し、ユーザーが自分で作れるワークショップやキットを展開している点です。ただ買うだけでなく、共創する体験を提供しているんですよ。
他の会社や競合も、こうしたファンを巻き込むようなブランド展開やキャラクタービジネスを模索しているのでしょうか?
実は業界全体が、単なるモノ売りから体験やストーリーの提供へシフトしています。特に平成レトロや「キダルト消費」と呼ばれる大人向けのキャラクター市場が活発で、他社でも過去の資産を現代風に再定義する動きが活発化しています。
なるほど、ただの懐かしさで終わらせず、新しい価値として育て直す視点が重要なんですね。勉強になりました!

メモリーテックつくば株式会社

- 代表
- 鈴木 伸也
- 所在地
- 茨城県筑西市宮後字猫内2193番地1
- URL
- sunho.store
