プレスリリース要約

有限会社勝山電気工事は、かつて下請け依存による赤字経営と倒産危機に直面しながらも、職人が自ら提案・営業を行う「元請け体制」へと転換し、元請け率95%を達成しました。3年間で売上をほぼ倍増させ、今期は7.4億円を見込む同社の軌跡は、下請け脱却を目指す中小企業にとって極めて示唆に富む事例です。

群馬県高崎市の有限会社勝山電気工事は、創業約40年を迎える電気工事会社です。かつては売上の大半を特定の元請けに依存する100%下請け体質でしたが、2000年代初頭の主要元請けの倒産を機に深刻な経営危機に陥りました。そこからの脱却を目指し、同社は施主と直接取引を行う「元請け体制」へのシフトを決断。その結果、直近の売上高は2024年8月期の3億9,000万円から、2025年8月期には6億1,500万円へ急拡大し、2026年8月期には7億4,000万円の売上を見込むまでに急成長を遂げています。

同社の成長を支えるのは、工事部員15名という規模ながら、売上の95%を元請け受注で構成する独自のビジネスモデルです。下請け多層構造による中間マージンの発生を排除し、直接取引により収益性を劇的に改善しました。また、この急成長期に採用した人材は10代・20代の未経験者のみであり、外部から即戦力を獲得することなく、自社育成と「お客様に直接提案できる環境」を整えることで、組織全体の生産性とモチベーションを高めることに成功しています。

PR Times掲載画像
PR Times掲載画像

Journalポイント

編集部

実はこれ、単なる営業の強化ではなく、現場で働く職人のマインドセットを180度変えたことが最大の成功要因なんです。

え、そうなんですか? 職人さんといえば黙々と作業をするイメージですが、具体的にどう変えたのですか?

読者
編集部

かつては「挨拶もするな」と教えられていた職人たちに、率先して笑顔で挨拶することから徹底させました。そして、現場で最も顧客の要望を理解しているのは自分たち自身なのだと自信を持たせたのです。

でも、技術はあっても見積もりや図面の作成、さらに商談なんて急にできないんじゃないですか?

読者
編集部

そこは社長自ら営業に同行し、フィードバックを繰り返しました。自分たちの提案で顧客が喜ぶ体験を重ねることで、職人自身が提案の楽しさとやりがいを実感していったそうです。

なるほど!自分で提案して喜ばれると嬉しいですよね。でも、そうやって直接取引を増やすと、いわゆる中間マージンが発生しなくなるから利益が残る、ということですか?

読者
編集部

中間マージンというのは、複数の下請け会社を経由する際にそれぞれで発生する仲介手数料や経費のことで、これがなくなることで利益率が劇的に上がります。同じ工事でも、元請けになるだけで収益構造は根本から変わるのです。

他の建設会社も、同じように下請けから元請けへのシフトを進めているのでしょうか?

読者
編集部

実は業界全体が深刻な人手不足に直面しており、下請けのままでは存続が難しい時代になっています。そのため、自社で顧客を開拓し、利益を確保して若手を育成する「勝山スタイル」への関心が高まっています。

なるほど、業界の先を見据えた変革だったのですね。とても勉強になりました!

読者
有限会社勝山電気工事 ニュース要点の図解

有限会社勝山電気工事

代表
勝山 敦
所在地
群馬県高崎市箕郷町下芝658
URL
www.katsuyama-ew.com
採用情報はこちら

この企業とつながりたい方、興味がある方はこちらから

Connect Journalでは、掲載企業へのおつなぎ・詳細情報のご提供を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ