プレスリリース要約
自動車内装大手の林テレンプは、アウトドアイベント「FIELD STYLE TOKYO 2026」への初出展を発表しました。BtoBを主軸としてきた同社が、一般ユーザーと直接対話する場を構築。コンセプトカーを通じて移動の体験価値を提案し、顧客ニーズの直接獲得と異業種共創を目指す、事業開発視点でも注目の取り組みです。
林テレンプは2026年5月9日・10日に東京ビッグサイトで開催される「FIELD STYLE TOKYO 2026」に出展します。展示の中心となるのは、トヨタの「カローラクロス」をベースにしたコンセプトカーです。「Weekend Coast」をテーマに、海辺で過ごす週末をイメージした内装デザインを施し、車内外での快適性や素材感をアピールします。これまで自動車メーカー向けのBtoB事業を中心に展開してきた同社にとって、一般ユーザーの生の声を直接収集し、今後の製品開発や自動車メーカーへの提案活動にフィードバックするための重要な試みとなります。
出展ブースでは、アウトドア志向のファミリーやペットを連れた層をターゲットに、車内での「移動」だけでなく「滞在」まで含めた新しいカーライフスタイルを提案します。清涼感と上質感を両立させたキャビンスペースや、ラゲッジスペースに搭載されたアウトドアアイテムを通じて、車内空間の新たな価値を提示。また、単なる製品展示に留まらず、ブース内でのWebアンケート実施による双方向コミュニケーションや、他出展社・異業種ブランドとのネットワーキングによる将来的なコラボレーション機会の創出も目指しています。


Journalポイント
実はこれ、ただの展示会への参加ではなく、BtoB企業が直接ユーザーの声を聞くことで、今後の製品開発における主導権を握ろうとする非常に戦略的な一歩なんですよ。
え、そうなんですか?自動車業界のサプライヤーといえば、一般消費者とは関わらないBtoBのイメージが強いですが、具体的にどういうことですか?
BtoBというのは企業間取引のことで、一般消費者向けではなく企業を相手に商売をすることです。林テレンプは自動車メーカーに内装部品を納める代表的な企業ですが、近年は『車内での体験』の価値が向上しており、部品単体ではなく空間全体の提案力が求められているんです。
実質的なデザインやコンセプトって、もともと自動車メーカー側が主導して決めることじゃないんですか?
確かにそうですが、メーカーだけに頼る受託体質では差別化が難しくなります。そこで、年間1,000万台以上のフロアカーペット生産能力を持つ同社のような大手が、自ら『週末の海辺』といった具体的なライフスタイルを提案し、メーカーの企画段階から深く入り込もうとしているのです。
なるほど!だからこそ、一般のアウトドア層が集まるイベントに自ら出向いて、提案が本当に受け入れられるかを直接検証しようとしているわけですね?
その通りです。さらに、会場には多くの異業種ブランドが出展しています。彼らとの接点を作ることで、新たなコラボレーションや新規事業の種をまく、いわゆるオープンイノベーションの場としても機能しているんですよ。
なるほど。他の自動車部品メーカーでも、同じように一般向けのマーケティングや異業種連携を始めているところはあるのでしょうか?
はい、業界全体でその動きは加速しています。自動運転や電動化が進む中、車内空間は『第二の移動リビング』へと変化しています。そのため、内装メーカーは自動車の枠を超えた快適な空間作りに向けて、異業種との連携を積極的に模索するようになっています。
ただの部品サプライヤーから、未来のライフスタイルを提案する企業へと役割が進化しているのですね。非常に勉強になりました!

林テレンプ株式会社
- 代表
- 林 貴夫
- 所在地
- 愛知県名古屋市中区上前津1-4-5
- URL
- www.hayashi-telempu.com
