プレスリリース要約
吉本興業株式会社は、映像配信サービス「FANYチャンネル」にて、実力派おじさん芸人によるバラエティ番組『オジサンズ8 セカンドシーズン』を5月15日より配信します。昨今エンタメ業界で注目を集める「おじさん」というニッチな切り口が、いかにして独自のファンコミュニティを形成し、コンテンツビジネスとして成立しているのか、その戦略に注目が集まります。
本作は、お笑い賞レース『THE SECOND』で活躍した平均年齢約45歳の実力派芸人(ガクテンソク、ザ・パンチ、マシンガンズ、金属バット)らが出演する脱力系バラエティの第2弾です。今回はスペシャルゲストとして博多華丸が参戦し、大人のこだわりが詰まった「冷奴」をテーマにした新企画『冷奴の鉄人』などを実施します。激しい競争とは一線を画した、出演者が「無理せず怪我なく遊ぶ」という独自のトーンが前作に引き続き踏襲されています。
配信を行う「FANYチャンネル」は、全国のエンタメ番組やよしもとの劇場公演アーカイブなど1万本以上のコンテンツを提供する定額制映像配信サービスです。今回のセカンドシーズンでは、劇場出番で全国を巡る芸人ならではの視点を活かした「新幹線王決定戦」や、即興で怪談を作る「創作ダブルス怪談選手権」など、おじさん世代のライフスタイルや強みに特化したユニークな企画がラインナップされています。

Journalポイント
実はこれ、単なるバラエティ番組の枠を超えた、熱狂的なファンコミュニティを構築し、定着させるための非常に高度なコンテンツ戦略なんです。
え、そうなんですか?おじさん芸人たちが緩く遊んでいるだけに見えますが、ビジネス的な裏付けがあるということですか?
実は今、エンタメ業界では幅広い層に浅く届けるより、特定の熱狂的なファン層に深くアプローチし、継続的な関係を築くことが重視されています。吉本興業は、賞レースで認知度が高まった実力派ミドル芸人を起用し、彼らの固定ファンを自社配信サービスへ引き込もうとしています。
なるほど。単に新しい顧客をたくさん集めるだけでなく、既存ユーザーのLTVを向上させる狙いがあるということですね。
LTVというのは『顧客生涯価値』のことで、一人の顧客が取引期間を通じて企業にもたらす総利益を指します。FANYチャンネルのようなサブスク型サービスでは、会員の解約を防ぐために『ここでしか見られないニッチで深いコンテンツ』の継続的な提供が不可欠なのです。
なるほど!だからこそ、地上波の大衆向け番組のように万人に受けることを狙うのではなく、マニアックで脱力感のある企画に特化しているわけですね?
その通りです。「新幹線王」や「冷奴の鉄人」といったニッチなテーマは、ターゲット層に深く刺さります。制作コストを抑えつつ、コアなファンの満足度を最大化するこの手法は、コンテンツビジネスの優れたモデルケースと言えます。
他のエンタメ企業やB2Bビジネスを行っている会社でも、同じようなコミュニティ戦略は有効なのでしょうか?
非常に有効です。業界全体がマスマーケティングからコミュニティ重視へとシフトしており、自社の「熱狂的なファン」を特定し、その層に向けた独自の価値を提供することが、企業の持続的な成長において極めて重要になってきています。
おじさんバラエティの裏に、そんな緻密なファンエンゲージメント戦略があったとは驚きです。勉強になりました!

吉本興業株式会社

- 代表
- 岡本 昭彦
- 所在地
- 東京都新宿区新宿5丁目18番21号
- URL
- www.yoshimoto.co.jp/corp
