プレスリリース要約
創業100余年の歴史を持つ水谷養蜂園株式会社が展開するブランド「Tamitu」が、初夏の限定フレーバー「Herbal Honey Shiso」を発表しました。伝統的な養蜂技術にハーブ調合という現代的な付加価値を掛け合わせることで、既存のはちみつ市場に新たな顧客層を開拓する同社のブランド戦略に注目が集まります。
水谷養蜂園は、2026年5月14日より初夏の限定フレーバー「Herbal Honey Shiso」(税込4,320円)の予約販売を開始します。この商品は、イタリア・シチリア島産のレモンはちみつをベースに、青紫蘇やエルダーフラワー、緑茶など複数のハーブやスパイスを調合したものです。さらに、このフレーバーにイエロートマトと河内晩柑を組み合わせた「Shisoフルーツコンフィ」(税込1,850円)も数量限定で同時発売されます。販売期間は5月21日から7月8日までで、オンラインストアや表参道の直営店舗等で展開されます。
「Tamitu」は「暮らしに花を、わたしに蜜を。」をコンセプトに、2021年に誕生したブランドです。最大の特徴は、独自の調合技術により冷たい飲み物にも溶けやすく仕上げた「Herbal Honey」シリーズです。ターゲット層は、健やかさと美しさを重視する現代の多様なライフスタイルを持つ消費者。2022年には東京・表参道に五感でブランドを体験できるカフェ兼調合室「Tamitu Laboratory & cafe」を出店し、実店舗での体験価値とオンラインでの販売を組み合わせたD2Cモデルを展開しています。


Journalポイント
実はこれ、単なるはちみつの新商品ではなく、老舗企業が仕掛ける高度な ブランドビジネス の実践例なんです。
老舗の養蜂園がやっているんですよね。でも、なぜわざわざ表参道にカフェまで作って D2C で展開しているんですか?
D2Cというのは、製造者が直接消費者に商品を販売するビジネスモデルのことで、中間マージンを省くだけでなく、顧客と直接つながれるのが特徴です。Tamituの場合、実店舗を「体験の場」と位置づけ、五感で価値を理解してもらうことで、ネット通販へのリピートに繋げているんですよ。
なるほど!でも、はちみつをハーブと混ぜるなんて、もともと業界ではタブーだったりしなかったんですか?
確かに、純粋はちみつの価値を重視する業界では珍しいアプローチです。しかし、冷たい水に溶けにくいというはちみつの弱点を、ハーブと調合することで克服し、機能性と新価値 を同時に生み出したんです。
弱点を強みに変えたんですね。じゃあ、今回の「青紫蘇」のような季節限定品を出すのも、何か狙いがあるんですか?
季節限定品は、既存顧客に「何度もブランドを訪れる理由」を提供します。また、今回は 吉野マオ氏 という新進気鋭のアーティストをパッケージに起用することで、アートに関心のある新しい層へのアプローチも狙っています。
他の伝統食品の会社も、同じように新しいブランドを立ち上げて成功している事例はあるんでしょうか?
はい、全国の老舗酒蔵や和菓子店でも、伝統技術を活かして現代風の ノンアルコール飲料 や低糖質スイーツのブランドを立ち上げる動きが活発化しています。市場の縮小に先手を打つ動きですね。
伝統を守るだけでなく、今の時代に合わせて変化し続けることが重要なんですね。とても勉強になりました!


