プレスリリース要約
シャープセミコンダクターイノベーションは、業界最小・最薄級となるアナログ出力の反射形フォトインタラプタ「GP2S800シリーズ」を開発し、サンプルの提供を開始しました。モバイル機器や精密機器のさらなる小型・高密度化が進む中、設計の自由度を大きく広げるキーデバイスとして注目を集めています。
今回発表された「GP2S800シリーズ」は、外形寸法が1.42×1.00×0.43mmという極めてコンパクトなパッケージサイズを実現した反射形フォトインタラプタです。これにより、センサ実装部の省スペース化が可能となり、電子機器のさらなる薄型・小型化に貢献します。同社はすでに透過形でも業界最小級の「GP1S396シリーズ」を展開しており、今回の開発によって反射形・透過形の両方式において業界最小級の製品ラインアップを揃えることになりました。2026年秋の量産化を目指し、開発が進められています。
本製品は、極小サイズでありながら最短0.20mmという優れた近接検知性能を両立させている点が特徴です。これにより、スマートフォンのカメラレンズなどの位置検出や、限られたスペースにおける微細な搬送物の位置検出、ダイヤルの回転検出などが可能になります。また、従来機種「GP2S60シリーズ」と比較して光電流出力が4倍以上に向上。信号とノイズの比率(S/N比)が改善されたことで、回路設計の容易化やLED電流の削減による省電力化にも寄与します。
Journalポイント
実はこれ、1.42ミリ×1.00ミリという、肉眼では見失ってしまいそうな極小サイズの中に、光を出す部分と受ける部分がすべて収まっているんです。
え、そんなに小さいんですか?それだけ小さいと、光の検出精度が落ちたり、ノイズに弱くなったりはしないんでしょうか?
そこが今回の技術の強みなんです。従来機種に比べて光電流出力が4倍以上に向上しているため、ノイズの影響を非常に受けにくくなっています。これにより、周囲の雑音に負けない正確な検知が可能になり、開発時の設計も大幅に楽になります。
なるほど。これなら IoT 機器のような、バッテリー消費を抑えたい小型デバイスにも応用できそうですね。
IoT というのはモノのインターネットのことで、様々なモノが通信機能を持つ仕組みですが、まさにその通りです。このセンサはLED電流の削減も可能なので、電池持ちが重視されるスマートウォッチなどのウェアラブル端末にも最適です。
確かに、スマートウォッチの内部はスペースが全くありませんよね。この極小センサーは、他には具体的にどのような部分に使われるのでしょうか?
たとえば、カメラのオートフォーカス用レンズの位置検出や、プリンター内部の微細な紙送り検出などです。最短0.20ミリという超至近距離での検知ができるため、極小の可動パーツを制御するのに抜群の威力を発揮します。
センサーの小型化は他社も進めていると思いますが、今回の製品が特に優れている点や業界での立ち位置はどうなので状況でしょうか?
実は、反射形と透過形という2つの方式両方で、業界最小クラスのラインアップを揃えている会社は極めて稀です。メーカー側は、デバイスの構造に合わせて最適な方式をシャープ一社から一括して選べるという大きなメリットがあります。
なるほど、単に製品が小さいだけでなく、開発者が設計しやすい環境までトータルで提供されているのですね。よく理解できました!


