プレスリリース要約
NTT西日本は、声の権利を守り価値を高める音声AI事業「VOICENCE」において、新たに人気声優の金田朋子や南央美、アナウンサーの野嶋紗己子など5名と、芸能事務所アミュレートの参画を発表しました。急速に拡大する音声AI市場で課題となる「声の信頼性」と「権利保護」を技術で解決し、健全な市場形成をめざします。
NTT西日本の社内独立組織であるVOICENCEカンパニーは、2026年5月8日、音声AI事業「VOICENCE」の新たなパートナーとして、声優の仲村宗悟や内田彩、アナウンサーの野嶋紗己子ら5名、さらに声優・俳優のマネジメントを行う株式会社アミュレートの参画を発表しました。同事業は2025年10月の開始以来、俳優の別所哲也や声優の花江夏樹らをパートナーに迎え、広告やコンテンツ領域での音声活用を進めてきました。今回の参画により、ナレーションからキャラクターボイスまで幅広い音声IPが拡充され、企業やコンテンツ制作における多様な表現ニーズに対応可能となります。
音声AI市場ではスタートアップの台頭や大手企業の参入が相次ぎ、市場環境が急変しています。しかし、音声や話し方を知的財産として扱う「音声IP」の権利処理や利用ルールの標準化は発展途上にあります。これに対し「VOICENCE」は、NTT西日本独自のブロックチェーン技術を活用した「声の真正性」証明(トラスト技術)を導入しています。これにより、公認されたAI音声である証明書データを付与し、IPホルダーの権利を保護しながら、企業が安心・安全に音声データを活用できる環境を構築しています。今後は、同一IPでの複数音声バリエーションの展開や、ブランドに応じた声のマッチングを進める計画です。


Journalポイント
実はこれ、単に「声優の声でしゃべるAI」を作るだけではなく、声の持ち主にお金が適切に回る仕組みを作っているんです。
え、そうなんですか? 声優さんの声をAI化したら、仕事が奪われてしまうのではないかと心配でした。
実は今、無断で他人の声を学習させたAI音声がネット上に溢れるなど、声の著作権や権利侵害が深刻な課題になっているんです。
確かにそれは問題ですね。でも、それってもともと防ぐのが難しいんじゃないんですか? どうやって本物だと証明するのでしょう。
そこで活用されているのが、NTT西日本独自のブロックチェーン技術です。これによって、そのAI音声が「本人が公認した真正なものである」という証明書データを付与します。
なるほど!じゃあ、そのブロックチェーンというのはどういう仕組みなんですか? 聞いたことはあるのですが、よく分からなくて。
ブロックチェーンというのは、データの破壊や改ざんが極めて困難な、分散型の台帳記録技術のことです。これを使うことで、声の利用履歴を透明に記録し、不正コピーを防ぐことができます。たとえば、企業が広告でその声を使った場合、使用料が自動的に声優本人や事務所に適正に分配される仕組みも実現可能になります。
それは画期的ですね! 他の企業やAI開発会社も、似たような取り組みを始めているのでしょうか?
はい、実は業界全体が音声IPの権利保護と適正なビジネスモデルの構築へシフトし始めています。NTT西日本のような大手が先陣を切ることで、他社も追随し、ルール作りが急速に進むと期待されています。
技術の進歩を排除するのではなく、権利を守りながら共存する道を探るのが大切なんですね。勉強になりました!

NTT西日本株式会社 VOICENCEカンパニー

- 代表
- 花城高志
- 所在地
- 大阪府大阪市都島区東野田町4丁目15番82号 QUINTBRIDGE 3F
- URL
- voicence.jp
