プレスリリース要約
日東工業株式会社は、愛知県長久手市を走るリニモのラッピング車両「ソーライオン号」の車内広告をリニューアルしました。地元小学生が出前授業を通じて描いた「日東工業紹介ポスター」を掲示。単なる自社PRに留まらない、地域社会と一体となった次世代教育支援および企業ブランディングの好例として注目されます。
日東工業は、愛知高速交通が運行する東部丘陵線「リニモ」のラッピング車両「ソーライオン号」において、車内照明広告のデザインを変更しました。新広告として掲示されるのは、同社が次世代教育支援の一環として実施している出張工場見学(出前授業)に参加した、長久手市立小学校4校(市が洞・北・南・西)の3年生児童が描いた「日東工業紹介ポスター」計48枚です。子どもたちが授業を通じて学んだことや感じたことを、自由な発想で描いた個性豊かな作品群が、車内を彩ります。地元密着型の取り組みを公共交通機関という開かれた場所で発信する試みです。
広告が掲示されるリニモは、名古屋市の藤が丘駅から豊田市の八草駅を結ぶ日本唯一の磁気浮上式鉄道で、沿線には「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」などがあり、多くの市民や観光客に利用されています。ラッピング車両「ソーライオン号」は、日東工業のイメージキャラクター「ソーライオンファミリー」をあしらった車両です。また、これら児童の作品は車内だけでなく、同社特設サイト「ソーライオンの部屋」や、長久手市役所西庁舎1階に設置された「プライベートボックス」の背面にも順次掲載・展示され、多角的な地域コミュニケーションを展開しています。


Journalポイント
実はこれ、単なる広告枠の有効活用ではなく、インナーブランディングと地域共生を高度に融合させた、非常に先進的なマーケティング手法なんです。
え、そうなんですか?小学生の絵を飾るのって、よくある地域貢献活動の一つだと思っていました。
実は今、特に企業において「地域社会にどう認知され、愛されるか」というサステナビリティの観点が採用や事業継続において極めて重要になっているという課題があるんです。
でも、それってもともとテレビCMなどの大々的な広告で解決するものではないんですか?
サステナビリティというのは持続可能性のことで、企業が社会や環境と共生しながら成長を目指す考え方です。大々的なCMよりも、出前授業という実体験と、その成果をリニモという公共インフラで可視化する方が、地域住民への信頼感や愛着をより深く醸成できるんですよ。
なるほど!じゃあ、この「ソーライオン号」を見た親御さんや地域の人たちが、企業のファンになっていくということですか?
その通りです。数字で言うと、今回は長久手市内の4つの小学校から48枚もの作品が集まりました。これに関わる児童やその家族、学校関係者を含めると、非常に多くの地域住民が日東工業というブランドに直接、好意的に触れる機会が生まれていることになります。
他のB2B企業でも、このように地域の公共交通機関や自治体と連携した取り組みを行っているところはあるのでしょうか?
B2Bというのは企業間取引のことで、一般消費者ではなく企業を顧客とするビジネスモデルです。実は業界全体が、一方的な広告から地域と価値を共創するCSV(共通価値の創造)へシフトしており、他社でも自治体連携が活発化しています。
なるほど、ただのボランティアではなく、企業と地域がWin-Winになる仕組みなんですね。勉強になりました!

