プレスリリース要約

ブラザー工業は、名古屋市に総事業費約50億円の新倉庫「港第2倉庫」を建設し、稼働を開始しました。グループが注力する産業用領域の拡大に伴う保管需要への対応に加え、津波リスクに備えたBCP対策や太陽光パネルによる環境配慮を両立。物流子会社の本社も移管し、グループ全体の物流効率化を推進します。

ブラザー工業株式会社は、名古屋市港区の工場敷地内で建設を進めていた新倉庫「港第2倉庫」を完成させ、2026年5月7日より稼働を開始しました。本倉庫は延べ床面積約16,000㎡の3階建てで、総事業費は約50億円にのぼります。また、稼働に伴い、同社の物流子会社であるブラザーロジテック株式会社の本社機能も同倉庫内へ移管。これにより、国内におけるグループ全体の倉庫・物流業務の集約と効率化、迅速なオペレーション体制の構築を目指します。

新倉庫建設の背景には、グループビジョン「At your side 2030」における産業用領域(産業機器や産業用印刷機器など)のビジネス拡大があります。これに伴い関連部品などの保管需要が高まる一方で、既存の老朽化した工場棟の更新が課題となっていました。さらに、海抜の低い港湾地区という立地から、水害リスクへの対応も急務でした。港第2倉庫では、想定される津波の高さより床面を80cm高く設計するBCP対策を施し、屋上には太陽光パネルを設置して環境負荷低減も図るなど、持続可能な物流拠点を実現しています。

Journalポイント

編集部

実はこれ、単なる倉庫の建て替えではなく、ブラザーの成長戦略リスク管理が一体となった投資なんです。

え、そうなんですか? 50億円もかけて倉庫を作るのって、ただ荷物が増えたからだけじゃないんですね。

読者
編集部

そうなんです。実は今、ブラザーは産業用プリンターなどの産業用領域を成長の柱に据えていて、その部品や製品の保管需要が急増しているという背景があるんですよ。

でも、それってもともとある古い工場をそのまま倉庫として使えば、コストは抑えられたんじゃないですか?

読者
編集部

既存の建物は老朽化が進んでいた上に、港湾地区にあるため津波による水害リスクが課題でした。そこで今回は、床面を想定津波より80cm高くするBCP対策を施したんです。

なるほど!BCP対策もしっかり考えられているんですね。でも、BCPって具体的にどういう意味ですか?

読者
編集部

BCPというのは「事業継続計画」のことで、災害などの緊急事態でも業務を止めないための備えのことです。さらに今回の倉庫は、屋上に太陽光パネルを設置して環境にも配慮しているんですよ。

災害に強くて環境にも優しいなんて、今の時代にぴったりですね。他社でもこういった動きはあるんですか?

読者
編集部

はい、実は製造業界全体で、物流拠点をただの「荷き置き場」から、サステナビリティと災害対策を兼ね備えた「戦略的拠点」へシフトする動きが加速しています。

倉庫一つとっても、企業の未来を見据えた深い戦略が詰まっているんですね。とても勉強になりました!

読者
ブラザー工業株式会社 ニュース要点の図解

ブラザー工業株式会社

代表
池田和史
所在地
愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15-1
URL
global.brother/ja
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