プレスリリース要約

エニワン株式会社が実施した調査により、建設・建築業界におけるIT導入の深刻な実態が明らかになりました。高機能システムを導入した企業の約4割でツールが放置・解約されており、現場の9割以上が「DX疲労」を抱えています。形だけのデジタル化が招くリスクと、真の定着に必要な要素を紐解きます。

今回の調査は、建設・建築・リフォーム業で過去にITツールを導入した経験がある300名を対象に実施されました。その結果、導入したITツールの37.4%が「一部の機能しか使われず放置されている」または「すでに解約・利用停止した」と回答。高機能なシステムを導入しても、現場に定着せずサンクコスト(埋没費用)化している実態が明らかになりました。定着しない最大の要因として、28.6%が「現場の社員や職人が使いこなせなかった」、27.7%が「サポート体制が不十分だった」を挙げており、操作性と支援体制が成否を分けています。

さらに、現場の92.7%が、新しいITツールの導入によって「手間やストレスが増えた(DX疲労)」と感じていることが分かりました。その具体的な理由としては、「入力項目が多すぎる(52.6%)」や「操作が複雑で覚える時間がない(48.8%)」といった作業負荷の増加が上位を占めています。現場が本当に求めているのは、多機能さよりも直感的でシンプルな操作性であり、回答者の78.6%が「Excelのような操作感のままクラウド化できるシステムであれば定着が早まる」と回答している点も特徴的です。

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Journalポイント

編集部

実はこれ、現場の使いやすさを置き去りにした『形だけのデジタル化』が引き起こした、非常によくある失敗例なんです。多機能なシステムが、かえって現場の負担になっているんですよ。

え、そうなんですか?せっかく予算をかけて導入した高機能なシステムなのに、現場で使われないなんて驚きです。

読者
編集部

実は今、建設業界では深刻な人手不足を背景に、業務を効率化しようと焦って 高機能なシステム を導入する企業が増えています。しかし、現場のITリテラシーや業務フローを無視したツール選定が多いため、このようなギャップが生まれているのです。

でも、それってもともと業務を効率化して、現場を助けるために進めるはずの DX じゃないんですか?

読者
編集部

DX とは、IT技術を使って業務やビジネスモデルを変革することです。今回はそのDXの過程で、なんと 92.7%の社員 が「操作が複雑でストレスが増えた」という「DX疲労」を感じていることが分かりました。

なるほど!じゃあ、具体的にはどういった機能や作業が、現場の負担になって『疲労』を招いているのですか?

読者
編集部

たとえば、最も多かった不満は「入力項目が多すぎる」という点です。ほかにも「操作が複雑で覚える時間がない」といった声が多く、せっかく導入したのに、結局メモを書いて帰社後に Excel に打ち直すという二度手間まで発生しているのが実態です。

他の業界でも同じように、せっかく導入したシステムが使われずに放置されるようなことが起きているのですか?

読者
編集部

はい、多くの業界で同様の課題があります。そのため、最近は高機能さよりも「現場の使いやすさ」を重視し、慣れ親しんだ Excelの操作感 をそのまま引き継げるようなシステムへの注目が集まっています。まずは現場が迷わず使えることが最優先ですね。

なるほど、ツール選びは機能の多さではなく、現場の目線に立つことが一番大切なんですね。勉強になりました!

読者
エニワン株式会社 ニュース要点の図解

エニワン株式会社

代表
中澤 秀紀
所在地
大阪府大阪市西区土佐堀1丁目4-11 金鳥土佐堀ビル6階
URL
www.any-one.jp

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