プレスリリース要約
大分県別府市の日帰り温泉施設「ひょうたん温泉」を運営する株式会社ユーネットは、21時以降の夜間帯におけるサービス強化を発表しました。観光地において飲食店が閉まり「食事の選択肢が少ない」とされる夜の空白時間に着目し、無料の「夜鳴きそば」提供などを通じて、夜の来館価値を再設計する試みとして注目されます。
大分県別府市の「ひょうたん温泉」は、創業100年を超える歴史を持ち、ミシュランガイドで三ツ星評価を獲得している名門日帰り温泉施設です。同施設は、観光地別府における「21時以降は飲食店の営業終了が増え、食事の選択肢が少なくなる」という地域課題に着目。この時間帯を「夜の空白時間」と捉え、あえて夜間のサービスを強化することで、新たな顧客体験の創出と来館価値の向上を目指す取り組みを開始しました。具体的には、22時以降限定で「夜鳴きそば」を0円で提供する施策などを打ち出し、夜ならではの魅力をアピールしています。
今回の施策は、単なる無料サービスの提供にとどまらず、混雑が緩和される夜間帯を「ゆっくりと心身を整える上質な温泉体験の時間」として再定義する狙いがあります。対象となるのは、夜間に静かな環境で温泉を楽しみたい地元住民や観光客です。加水・加温なしの「源泉十割」という圧倒的な泉質を誇る同施設が、夜の時間帯に新たな「行く理由」を提示することで、滞在時間の延長や顧客満足度の向上を図ります。時間帯ごとに異なる顧客ニーズを捉え、施設の稼働率を最適化する時間帯別アプローチの先進事例と言えます。
Journalポイント
実はこれ、混雑というデメリットを『静けさ』という価値に変換し、さらに無料の食事で顧客の重い腰を上げさせる時間帯マーケティングの極意なんです。
え、そうなんですか?夜にお客さんを呼び込むのって、単に営業時間を延ばすだけではダメなんですか?
実は今、多くの観光地で『21時以降にやることがない』というナイトタイムエコノミーの課題があって、単に店を開けておくだけでは人は来ないんです。
でも、それってもともと温泉施設なら、夜にお風呂に入るのは当たり前のことじゃないんですか?
日帰り温泉の場合、夜は『わざわざ出かけるのが面倒』になりがちです。そこでひょうたん温泉は、22時以降に『夜鳴きそば0円』という強力な『行く理由』を用意しました。
なるほど!温泉と食事をセットにして、お気に入りの場所になれば、結果的に顧客のLTVも向上しそうですね。
LTVというのは顧客生涯価値のことで、一人の顧客が将来にわたって企業にもたらす利益の総額を指します。まさに、夜の定番ルート化によってリピート率を高める戦略ですね。
他のサービス業や小売業でも、このように時間帯ごとの価値を再設計する動きはあるのでしょうか?
はい、業界全体で『時間帯ごとの体験消費』へのシフトが進んでいます。例えばコワーキングスペースが夜間にバーになったり、フィットネスジムが深夜の静寂を売りにしたりする動きが活発です。
時間帯の課題を価値に変える視点、自社のビジネスでも応用できそうです。勉強になりました!

株式会社ユーネット

- 代表
- 田中仁
- 所在地
- 大分県別府市鉄輪東159-2 ひょうたん温泉
- URL
- www.hyotan-onsen.com/sp
