プレスリリース要約
総合食品卸大手の株式会社プレコフーズは、2026年5月7日、東京・五反田に新業態となる窯焼きイタリアン『BANZAI! POLLO(バンザイポッロ)』をオープンしました。同社が培ってきた生鮮食材の調達力と、飲食店の運営ノウハウを融合させた新たなビジネスモデルとして注目を集めています。
総合食品卸業および「とりや幸」などの飲食店を展開する株式会社プレコフーズは、新業態の窯焼きイタリアン『BANZAI! POLLO』を五反田駅前に開業しました。同店では、ピザ窯を活用してピッツァだけでなく、同社のオリジナルブランド鶏「匠の大山鶏」を使用したローストチキンや、季節の野菜を香ばしく焼き上げた窯焼き料理を提供します。熱々の石窯で素材の旨味を閉じ込める調理法を強みに、素材本来の美味しさを引き出したメニューを展開します。
メニューは、看板商品のローストチキンをはじめ、シャルキュトリーの盛り合わせや季節の鮮魚のカルパッチョ、パスタなど、旬の食材を活かしたイタリアンをワインとともに提供します。ターゲットは仕事帰りの会社員や普段使いのグループ、デート層などで、個室やテラスを含む48席を配置し、多様なシーンに対応します。また、オープン記念としてLINE友だち追加によるワインボトルや生ハムのプレゼントキャンペーンも実施し、初期の顧客獲得を図っています。


Journalポイント
実はこれ、売上高300億円を超える食品卸の巨人が、自社の強みを極限まで活かした「川下ビジネス」の最新形なんです。
食品卸の会社ですよね。なぜ自社でわざわざイタリアンレストランを運営する必要があるんですか?
実は今、飲食業界は原材料高騰に苦しんでいます。そこで卸企業が直接店舗を運営することで、中間マージンを排除し、高品質な食材をリーズナブルに提供して他店と差別化するという狙いがあるんです。
卸売と飲食店の運営では、求められるノウハウやKPIが全く異なるのではないでしょうか?
KPI(重要業績評価指標)というのは目標達成度を測定するための基準のことで、ご指摘の通りですが、プレコフーズはすでに高級焼鳥店などを運営しており、店舗運営のノウハウを持っています。今回はその知見と、自社の「匠の大山鶏」というブランド肉を融合させているのが強みです。
なるほど!自社の強みである高品質な食材を、実績のある店舗運営ノウハウで提供しているのですね。非常に合理的な戦略に見えます。
その通りです。例えば、ピザ窯をピッツァだけでなくローストチキンや野菜の調理にもフル活用することで、キッチンオペレーションの効率化を図り、少人数でも質の高い料理を安定して提供できる仕組みを構築しています。
このような、卸が直接消費者にアプローチするD2C的な動きは、他でも増えているのですか?
D2C(Direct to Consumer)というのは、メーカーや卸が中間業者を挟まずに直接消費者に販売するビジネスモデルのことで、現在、食品業界全体でこの流れが加速しています。直営店での顧客データを本業の卸売事業における商品開発や営業提案に活かすシナジー効果を狙う企業が増えているんですよ。
単に店を増やすだけでなく、本業の卸売ビジネスを強化するための戦略でもあるんですね。勉強になりました!


