プレスリリース要約
株式会社インボイスは、企業のバックオフィス担当者を対象としたBPO(外部委託)に関する意識調査レポートを発表しました。深刻な人材不足を背景にBPOの検討が進む一方で、実際の利用経験は25.2%にとどまることが判明。業務最適化の手段として、SaaS導入や業務そのものの撤廃が強力な比較選択肢となっています。
調査結果によると、業務上でBPOを「実際に利用したことがある」と回答した企業は25.2%にとどまり、最も多かったのは「興味がない/社内で完結したい」の34.5%でした。BPOの利用・検討が先行する業務としては、データ入力(41.5%)や給与計算(33.3%)、勤怠集計(26.0%)といった定型的な事務処理が上位を占めています。BPOを選んだ主な理由には「人材確保が難しいから」(64.5%)や「短期間だけ必要だったから」(54.8%)などが挙げられており、慢性的な人手不足や一時的なリソース不足への対応策として検討されている実態が浮き彫りになりました。
一方で、BPO導入を検討する際の比較対象として、「業務改善ツールやSaaSを導入する」が48.8%と半数近くに達しました。さらに「社内で人を採用して対応する」(32.5%)や「業務をなくす(撤廃・簡素化)」(32.5%)も同率で上位に入っています。企業は単に外部へ業務を委託するだけでなく、テクノロジーの活用による内製化や、業務プロセスそのものの見直し・スリム化など、複数の選択肢を天秤にかけながら最適な業務改善アプローチを模索している様子がうかがえます。


Journalポイント
実は、人手不足だからといって安易に外部委託するのではなく、「そもそもこの業務、本当に必要なのか?」と立ち止まって業務自体をなくそうとする企業が3割以上もあるんです。
えっ、人手不足ならとにかく外注して楽になりたいと考えそうなのに、業務そのものを撤廃する方向に進むのは意外ですね。
実は、BPOを導入するには業務手順の可視化や標準化が欠かせません。しかし、その整理のプロセスを進める中で「この作業、そもそも無駄じゃないか」と気づくケースが多いんですよ。
なるほど。でも、外部の「人」に任せるBPOと、最近よく聞く SaaS の導入って、全くの別物ですよね?なぜこれが比較対象になるんですか?
SaaSというのは、インターネット経由で必要なソフトウェアを利用する仕組みのことで、これを使うと自社でシステムを構築する必要がありません。例えば、外部のプロに丸投げする BPO と、最新の SaaS を導入して社内で自動化・内製化するのとでは、コストや手間の面で直接的な競合になるんですよ。
なるほど!外注して人を増やすか、システムで自動化するかという比較ですね。それなら、どちらを選ぶのが正解なんでしょうか?
業務の性質によります。例えば、例外処理が少なく単純な大量データ入力などは SaaS による自動化が適しています。一方で、専門知識が必要な給与計算や、時期によって業務量が大きく変動するコールセンターなどは、柔軟に対応できる BPO に軍配が上がることが多いです。
自社の業務特性を見極める必要があるんですね。他社でも、こうした業務の切り分けや整理に悩んでいるケースは多いのでしょうか?
非常に多いです。そのため、最近では単に人を派遣するだけでなく、業務の整理からシステム提供、実務の代行までをパッケージ化した BPaaS と呼ばれる、ITとアウトソーシングを融合させたサービスを提供する 株式会社インボイス のような企業の存在感が増しています。
手段ありきではなく、まずは自社の業務プロセスを徹底的に可視化して整理することが、業務最適化への第一歩なんですね。勉強になりました!


