プレスリリース要約
テレビ愛知らが主催する体感型デジタルアートミュージアム「動き出す妖怪展 TOKYO」の来場者数が5万人を突破しました。伝統的な日本の妖怪美術と最先端の映像技術を掛け合わせた「イマーシブ(没入型)」体験が、なぜこれほど多くの人々を引きつけるのか。本イベントの成功から、今後の体験型ビジネスのヒントを探ります。
動き出す妖怪展TOKYO実行委員会(テレビ愛知、テレビ東京、日本経済新聞社など)は、東京・天王洲の寺田倉庫で開催中の「動き出す妖怪展 TOKYO 〜Imagination of Japan〜」において、来場者数が5万人を突破したと発表しました。2026年3月27日の開幕以来、江戸・明治期の妖怪美術を現代のデジタル技術で蘇らせた展示が大きな話題を呼んでいます。5万人目の来場者となったグループには、公式図録やオリジナルグッズなどの記念品が贈呈され、セレモニーが行われました。
同展は、日本初の古書博物館である西尾市岩瀬文庫や、小豆島の妖怪美術館の協力を得て、学術的な解説とエンターテインメント性を両立させています。会場では「百鬼夜行絵巻」などの妖怪画が立体造形や最先端映像技術によって動き出す演出が施されており、視覚だけでなく香りや音響も含めた五感で楽しむ仕掛けが特徴です。パナソニックコネクトやヤマハなどの技術協力のもと、大人から子どもまで没入できる新しいアート体験を提供しています。


Journalポイント
実はこれ、単なるデジタルアート展ではなく、日本の伝統的な IP(知的財産) を最先端技術でリブランディングしたビジネスモデルなんです。
IPのリブランディングですか? 妖怪という昔からあるキャラクターが、なぜ今これほどヒットしているのでしょうか?
IPというのは知的財産のことで、今回は『妖怪』という歴史的素材を指します。現代の消費者は『モノ』より『コト(体験)』を重視する傾向にあります。そこで、見るだけだった絵巻物を、イマーシブ技術で『体験するエンタメ』へ変換したことが、ヒットの要因なんです。
イマーシブ技術って、具体的にはどのような仕組みで没入感を作り出しているのですか?
イマーシブ技術というのは、映像や音響、さらには香りなどを用いて、その世界に本当に浸っているような感覚を生み出す技術のことです。本展では パナソニックコネクト の映像技術や ヤマハ の音響、さらには『藤の香り』といった五感を刺激する演出を組み合わせています。
なるほど! 視覚だけでなく、聴覚や嗅覚まで刺激することで、本当に妖怪の世界に入り込んだような感覚になるわけですね。
その通りです。さらに、西尾市岩瀬文庫などの学術的な協力も得ることで、単なるアトラクションに留まらず、大人の知的好奇心も満たす『学び』の要素を担保している点も、幅広い層にアピールできた重要なポイントですね。
他の地方や企業でも、こういった歴史的資源を活用した取り組みは増えているのでしょうか?
はい、全国の自治体や観光業で 地方創生 の一環として、地域の歴史や文化財をデジタルアート化する動きが活発化しています。リアルな場所の価値を最新テクノロジーで最大化する手法は、今後のインバウンド対策としても非常に注目されています。
伝統文化とテクノロジーの融合には、観光や地域活性化の大きな可能性が秘められているのですね。勉強になりました!

