プレスリリース要約
株式会社ユーグレナは、アグリ領域のブランド「いきものたちにユーグレナ」において、家庭園芸向け製品のEC販売と、ユーグレナ入り肥料で栽培された野菜の地域流通を開始しました。BtoBで培った技術をBtoC領域へシームレスに展開し、生活者の日常に持続可能な農業の選択肢を提示する新たな試みとして注目されます。
株式会社ユーグレナは、飼料・肥料ブランド「いきものたちにユーグレナ」の展開を拡大し、個人向けECでの有機培養土の販売と、同肥料を使用した“ユーグレナ育ち”の野菜の店頭販売を開始しました。同社はこれまで、微細藻類ユーグレナを配合した肥料や培養土を主に農業従事者向けに提供し、土壌微生物叢の活性化などの実証を重ねてきました。今回の取り組みにより、一般消費者が家庭園芸で手軽に使用できる14L容量の培養土を楽天市場等で発売するとともに、長野県内の直売所やスーパーにて、実際にユーグレナ入り肥料で育ったほうれん草や小松菜の流通を開始します。
今回個人向けに発売された『ユーグレナ入り有機培養土』は、pH・EC調整済みで、購入後すぐに家庭での野菜や花作りに使用できるのが特徴です。一方、流通を開始した“ユーグレナ育ち”の野菜は、長野県小諸市の農家である丸山素一氏が2年前から同社と連携して栽培してきたものです。商品は軽井沢発地市庭やイオンモール佐久平などの地域店舗で販売されます。同社は、これら一般消費者向け(BtoC)の展開を通じて、生活者の反応や利用実感を直接収集し、今後のさらなる商品開発や農業生産者への提案、事業展開の精度向上に役立てる方針です。

Journalポイント
実はこれ、あの有名なミドリムシの力を使って、持続可能な農業をプロの畑から一般家庭のベランダにまで広げていこうという、壮大な試みなんです。
え、ミドリムシって健康食品やバイオ燃料のイメージが強かったですけど、農業用の肥料や土にも使えるなんて驚きです!
そうなんです。ユーグレナを配合した肥料や土を使うと、土壌の微生物が活性化して、植物が元気に育つという実験結果が出ているんですよ。今まではプロの農家向けに提供されていました。
プロ向けだったんですね。でも、それならどうして今回は一般向けの EC で販売を始めたんですか?
ECというのはインターネット通販のことで、今回は楽天市場などで手軽に買えるようになりました。近年高まっている家庭菜園の人気に応えるのと同時に、消費者の生の声を集めて、今後の製品開発や農家への提案に活かす狙いがあるんです。
なるほど!だから実際にその肥料で育った『ユーグレナ育ち』の野菜も、直売所などで販売して消費者の反応を見ているわけですね。
その通りです。消費者が『美味しい』と実感すれば、その肥料を使う農家も増えますよね。このように BtoB と BtoC をつなぐことで、持続可能な農業の価値をみんなで共有できる仕組みを作っています。
BtoBやBtoCの枠を超えたアプローチですね。他社もこうしたアグリテック分野に参入しているのでしょうか?
BtoBは企業間取引、BtoCは企業と一般消費者との取引のことです。実は今、世界中のスタートアップや化学メーカーが、環境負荷の少ない『バイオ肥料』の開発に力を入れており、業界全体がエコな農業へシフトしています。
ミドリムシが私たちの食卓や家庭菜園の未来を支えるかもしれないなんて、とても夢があるお話ですね。勉強になりました!


