プレスリリース要約
ベッコフオートメーションの自動化ソフトウェアプラットフォーム「TwinCAT」が誕生30周年を迎えました。専用ハードウェアに依存していた従来の工場制御をPC上のソフトウェア制御へとシフトさせ、製造業の柔軟性と生産性を高めてきた同技術。ITとOTの融合が加速する現代において、その価値はさらに高まっています。
ベッコフオートメーションは、同社のコア技術である自動化ソフトウェア「TwinCAT」が1996年の発売から30周年を迎えたことを発表しました。TwinCATは、当時主流だったDOSからWindowsへの移行を機に誕生し、制御機能をハードウェアから独立させるというコンセプトで登場しました。IEC 61131-3準拠のPLCプログラミング環境を提供し、PCをベースとした制御技術のデファクトスタンダードとして、世界中の産業用ロボット、自動車、包装機械、工作機械などの分野で広く採用されてきました。
現在のTwinCATは、PLCやモーション制御、I/Oにとどまらず、計測技術、通信、HMI、画像処理、ロボティクスなど100を超える専門機能を単一プラットフォームに統合しています。さらに、AI分野のサポートも強化しており、専門知識なしでAIモデルを生成できる「TwinCAT Machine Learning Creator」や、開発・運用を支援するアシスタントAI「TwinCAT CoAgent」なども提供。OSもWindowsだけでなくTwinCAT/BSDやLinuxに対応し、多様なIT環境との親和性を高めています。
Journalポイント
実はこれ、現在の製造業における スマートファクトリー化 の基盤となる、非常に重要な技術なんです。
え、そうなんですか?工場の機械を動かすソフトが、なぜそこまで重要視されているのですか?
スマートファクトリーというのは、工場のあらゆるデータを連携させて最適化する仕組みのことです。従来の専用機器ではデータの取り出しや ITシステム との連携が困難でしたが、PCベースのソフトウェア制御なら、その壁を簡単に突破できるからなんです。
ITシステムというのは、私たちが普段オフィスで使っているようなネットワークやクラウドのことですか?
ITシステムというのは情報処理や通信を行うコンピューターシステムのことで、工場内のデータを経営データと結びつける役割を持ちます。たとえば、このシステムを使えば、わずか 100マイクロ秒 という超高速で機械を制御しながら、その稼働データをリアルタイムでクラウドに送信できるんですよ。
なるほど!じゃあ、現場の細かい動きをコントロールしながら、同時に全体のデータ管理も1台のPCでできてしまうってことですか?
その通りです。さらに最新版では AIモデル を直接制御環境に組み込めるため、機械の異常検知やメンテナンス時期の予測も、現場のPC上で完結できるようになっています。
AIモデルが現場で動くのはすごいですね。他の会社も同じようなPC制御を取り入れているのでしょうか?
AIモデルというのは、コンピューターにデータを学習させて特定の判断や予測を行わせる仕組みのことで、ここでは機械の故障予測などに使われます。実は今、業界全体がハードウェア中心から ソフトウェア定義 のものづくりへと急速にシフトしているんです。
30年も前からその未来を見据えて進化してきたのは驚きですね。とても勉強になりました!

ベッコフオートメーション株式会社
- 代表
- 川野 俊充
- 所在地
- 神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8 日石横浜ビル18階
- URL
- www.beckhoff.co.jp
