プレスリリース要約
繊維専門商社のスタイレム瀧定大阪と、「エアーかおる」で知られる浅野撚糸が戦略的パートナーシップを締結しました。浅野撚糸の特許技術「SUPER ZERO」をベースに共同開発した新テキスタイルブランド「SORAITO」を展開。高機能タオルの技術をアパレル分野へ応用し、グローバル市場での新たな価値創造を目指します。
スタイレム瀧定大阪と浅野撚糸は、2026年4月1日付で戦略的パートナーシップを締結し、同年5月14日に共同記者発表会を開催しました。本提携の核となるのは、浅野撚糸が開発し特許を取得した革新的な糸「SUPER ZERO」です。この糸は空気をたっぷりと含むことで非常に軽く、優れた保温性と通気性を両立しており、2026年には「知財功労賞 経済産業大臣表彰」を受賞するなど高い評価を得ています。スタイレムは、この技術をファッション分野へ応用できる可能性に着目し、今回の共同開発に至りました。
本提携によって誕生した新テキスタイルブランド「SORAITO(ソライト)」は、糸の段階から共同開発を行うことで、衣料品に不可欠な「耐久性」と、これまでにない「柔軟性と軽量感」を両立させています。インナーウェアからスポーツウェア、一般のファッション衣料まで幅広い市場に向けて展開される予定です。スタイレムは自社の企画開発力や国内外の広範なサプライチェーン、グローバルな販売網を活用し、日本国内だけでなく世界市場への供給を進めていく方針です。

Journalポイント
実はこれ、タオルの傑作「エアーかおる」に使われている特許技術を、そのままアパレル向けの服地に応用しようという画期的な試みなんです。
え、タオルの技術を服にするんですか?肌触りは良さそうですけど、服としての耐久性とかは大丈夫なんですか?
鋭いですね。実は、これまでの技術では「柔らかさと軽さ」を求めると、どうしても服に必要な耐久性が損なわれてしまうという課題があったんです。
実用性を考えると、もともと相反する性質だからどちらかを諦めるしかないと思ってしまいますよね。
そこを解決したのが今回の共同開発です。特許技術の「SUPER ZERO」をベースに糸の段階から改良を重ねることで、驚くほどの軽量感と、アパレル基準をクリアする耐久性の両立に成功したんですよ。
なるほど!商社が持つ流通網を使って、この素材を他社ブランドへOEM提供していく形になるんでしょうか?
OEMというのは他社ブランドの製品を製造することですが、今回のケースでは単なる下請け製造にとどまりません。スタイレムが持つグローバルなネットワークを活用し、国内外のブランドへ共同開発パートナーとして素材提案から深く入り込んでいく戦略をとっています。
素材の提案から関わるんですね。他の繊維商社やメーカーも似たような取り組みをしているんですか?
実は業界全体が、単に安く仕入れて売る卸売から、独自の価値を共創するソリューション提供型へとシフトしています。今回の提携はその最先端の形と言えますね。
なるほど、日本の高い技術力が商社を通じて世界に広がるのは楽しみですね。勉強になりました!

