プレスリリース要約
東京都と東京都中小企業振興公社は、都内中小企業を対象に、都市課題を解決する「課題解決型技術開発促進事業」の助成金募集を開始しました。防災やDX、暑さ対策などの新技術開発から販路開拓までをカバーし、最大2000万円を支援。新たな市場開拓や社会課題ビジネスに挑む経営者にとって注目の支援策です。
本事業は、東京都が掲げる「2050 東京戦略」の実現に向け、都内の中小企業が取り組む製品やサービス等の新規開発・改良から販路拡大までを支援する制度です。支援テーマには、防災やセキュリティを含む「持続可能で安全・安心な東京の実現」、介護負担軽減などの「高齢者・障害者ニーズ」、業務効率化やデータ活用を促す「DXの推進」、そして気候変動に対応する「暑さ対策」の4つが設定されています。これにより、都内産業の活性化と社会的課題の同時解決を目指します。
助成は2つのコースで構成されています。「開発改良コース」は都内中小企業や創業予定者を対象とし、助成限度額は2000万円(助成率3分の2以内)。原材料費や直接人件費、委託費などが対象です。一方、「販路拡大コース」は中小企業に加えNPOや一般社団法人等も対象で、限度額は150万円(助成率3分の2以内)。展示会出展費やECサイト制作費、広告費などが補填されます。募集は年2回実施され、第1回の申請受付は開発改良コースが令和8年6月4日から始まります。
Journalポイント
実はこれ、単なる研究開発の支援だけでなく、開発した製品を市場に届けるための販路開拓まで一気通貫でサポートしてくれるのが非常にユニークなポイントなんです。
え、そうなんですか? 普通の助成金って、技術を作って終わりというイメージがあったので、売るための支援までセットになっているのは珍しいですね。
そうなんです。実は今、多くの中小企業が優れた技術を開発しながらも、それを市場に広めるための資金やノウハウが足りずに埋もれてしまうという課題があるため、都が本腰を入れて支援に乗り出したのです。
Romanoでも、そういった社会課題の解決ビジネスって、本当に中小企業でも参入できて、利益を出せるものなのでしょうか?
十分に可能です。例えば今回、技術開発には最大2000万円、販路拡大にも最大150万円が助成されます。この手厚い資金を背景に、防災やDX、暑さ対策といった巨大な成長市場へリスクを抑えて参入できるんです。
なるほど、リスクを抑えて新市場に挑めるわけですね。ちなみに、募集テーマにある「フェーズフリー」とは、具体的にどのようなものですか?
フェーズフリーというのは、日常時と災害時の区別をなくし、普段使っているモノやサービスをそのまま非常時にも役立てようという設計思想のことです。例えば、日常はオシャレな容器として使い、災害時には計量カップになる製品などが該当します。
なるほど! 他にも、実際にこの助成金を活用して成功している企業や、具体的な開発事例はあるのでしょうか?
はい。例えば過去には、補助金を活用して壁面や天井を自走する非破壊検査ロボットの開発に成功し、インフラ老朽化という都市課題の解決と自社の事業成長を両立させた企業もあります。今や社会課題解決は、ビジネスの主戦場になりつつあります。
ただの社会貢献ではなく、自社の持続的な成長につながるビジネスチャンスなんですね。セミナーに参加して詳しく調べてみます!

公益財団法人東京都中小企業振興公社
- 代表
- 多羅尾 光睦
- 所在地
- 東京都千代田区神田佐久間町1-9 東京都産業労働局秋葉原庁舎4F
- URL
- www.tokyo-kosha.or.jp
