プレスリリース要約
株式会社アダストリアが展開する大人女性向けブランド「LEPSIM(レプシィム)」は、ブランド誕生20周年を記念し、俳優・モデルの高橋愛さんを起用した夏の最新ビジュアルを公開しました。ライフスタイルの変化に伴い「自分らしさ」の表現が多様化する中、アパレルブランドが顧客とどう情緒的価値を共有するかの先進事例として注目されます。
アダストリアグループの株式会社アンドエスティHD傘下であるアダストリアは、2026年5月14日より、全国のLEPSIM店舗および公式WEBストア「and ST」にて、高橋愛さんを起用した夏のブランドビジュアルとスペシャルムービーを公開しました。LEPSIMは「清潔感と品のあるシンプルさ」を掲げ、全国に120店舗(2026年4月末時点)を展開する主力ブランドの一つです。20周年の節目となる今回は、トレンドのデニムオンデニムや鮮やかなカラーアイテムを取り入れた3つの代表的なスタイリングを提案し、大人の女性が持つ多様な「自分らしさ」を表現しています。
今回のキャンペーンでは、ビジュアル公開と同時に「Simple is...」をテーマにしたインタビュー動画も配信されます。SNS総フォロワー数430万人を超える高橋愛さんが、自身の哲学である「Simple is ME(自分らしくあること)」について語る内容となっており、単なる商品の認知拡大にとどまらず、ブランドのコア価値への共感を呼ぶコンテンツ設計が特徴です。ターゲットである大人の女性に対し、日常の様々なライフシーンに寄り添うスタイリングを提案することで、顧客とのエンゲージメント強化と購買意欲の喚起を狙っています。


Journalポイント
実はこれ、単なる夏の新作発表ではなく、激化するアパレル市場で生き残るためのブランドの生存戦略が詰まった施策なんです。
え、そうなんですか? 有名なモデルさんを起用して、夏の新作の服をきれいに見せているだけのように思えますが、何が違うのでしょう?
実は今、アパレル業界では服のコモディティ化が進み、デザインや価格だけでは差別化が難しいという課題があります。そこで、顧客が「このブランドを着る自分」に誇りを持てるような情緒的価値を提示することが重要になっているのです。
rebelsでも、イメージキャラクターを使ってブランドの世界観を伝えるのって、もともとどのアパレル企業でもやっていることじゃないんですか?
おっしゃる通りですが、今回はその深さが違います。単に服を着せるだけでなく、高橋さんの生き方に焦点を当てたインタビュー動画などを通じて、ブランド名の由来である「SIMPLE」という思想を顧客の自己肯定感と結びつけている点が非常に巧妙なのです。
なるほど!単にトレンドの服を買うという消費行動を超えて、そのブランドが提示する「生き方や姿勢」に共感し、自分自身を重ね合わせることで購入に至るということですね?
まさにその通りです。特にSNSで圧倒的な支持を得る高橋さんのリアルな言葉を使うことで、広告臭さを排除した自然な共感を生んでいます。これが結果的に、全国120店舗と自社WEBストアであるand STへのスムーズな相互送客を促すフックにもなっているわけです。
アパレル以外の他業界でも、このように商品のスペックではなく「思想」や「生き方」を前面に出してファンを増やす手法は増えているのでしょうか?
実はビジネス全体が、モノ売りからコト売り、さらには「意味の消費」へとシフトしています。特にD2Cブランドやコスメ業界などでは、顧客と密なコミュニティを形成し、ブランドの思想を共に育てるファンマーケティングが主流になりつつあります。
なるほど、単なるプロモーションの裏には、顧客との深い絆を作るための緻密なブランド戦略があったのですね。非常に勉強になりました!


