プレスリリース要約
PHCグループのウィーメックスは、特定保健指導支援システムにAIを活用した面談記録支援機能を2026年8月に実装すると発表しました。面談音声を自動で要約し、専門的なSOAP形式の記録を生成することで、指導員の入力負担を半減。ヘルスケア業界のDX推進と業務効率化に向けた新たな一手として注目されます。
ウィーメックス株式会社が発表した「面談まとめるくん」は、特定保健指導の現場における記録業務の負担を大幅に軽減する新機能です。特に情報量が多く、指導員の負担となっていた「初回面談」に焦点を当て、面談中の音声を録音するだけでAIが内容を要約。指導記録として一般的なSOAP形式の報告書を自動生成します。現役の指導員7名による実証検証では、これまで平均約15.8分かかっていたシステムへの入力時間を約7.9分へと、ほぼ半減させることに成功しました。本機能は2026年8月のリリースを予定しており、指導現場の生産性向上に直結する具体的なソリューションとして期待されています。
本機能の大きな特徴は、単なる音声のテキスト化にとどまらず、特定保健指導に特化した高度な要約とニュアンス抽出を行う点にあります。AIが「対象者が前向きに取り組めそうか」といった発言のニュアンスまで汲み取り、専門用語を交えた適切な指導記録を作成します。これにより、指導員の経験やスキルによる記録内容のばらつき、いわゆる「記録の属人化」を防ぎ、担当者変更時の引き継ぎ不足といった運用課題も解消します。オンライン面談と対面面談の双方に対応しており、既存の「Wemex 保健指導システム」のオプション、または標準機能としての展開が想定されます。


Journalポイント
実はこれ、ただ音声を文字にするだけでなく、相手の やる気 やニュアンスまでAIが読み取って記録してくれる優れものなんです。
え、そんなことまで?AIって単なる書き起こしツールだと思っていましたが、なぜそんな高度なことができるんですか?
特定保健指導の専門用語や報告フォーマットを事前学習させているからです。会話から「前向きな姿勢」などの文脈を汲み取り、医療現場で使われる SOAP形式 で自動要約します。
そのSOAP形式というのはどういったものですか?あと、この機能はオンラインの面談でも使えるのでしょうか?
SOAP形式というのは、対象者の情報を主観、客観、評価、計画に分類して整理する記録手法のことです。この機能は対面だけでなく、オンライン面談 の録音データにも対応していますよ。
なるほど。でも、指導員の方が自分で入力したほうが、細かなニュアンスが正確に伝わるということはないですか?
実は、手入力だと指導員のスキルによって記録にバラつきが出る 属人化 が課題でした。AIが客観的に要約することで、記録の品質が均一化し、引き継ぎ時の情報不足も防げます。
確かに、誰が書いても同じ基準で残るのは安心ですね。他の医療DXの分野でも、こうした自動化は進んでいるのですか?
医療DXというのは、デジタル技術を用いて医療現場の体制やサービスをより良く変革することです。現在、医療業界では ペーパーレス化 やカルテ入力の自動化など、記録業務のAI代替が急速に進んでいます。
事務作業が減る分、患者さんや指導対象者と向き合う時間が増えるのは素晴らしいですね。勉強になりました!


