プレスリリース要約
ダイトロン株式会社は、フランスのミッションクリティカルエネルギー専門企業であるSOCOMEC社と代理店契約を締結し、データセンター向け電源切替システム(STS)の販売を開始しました。AIやクラウドの急速な普及に伴い、データセンターの電源安定化が急務となる中、グローバルな最先端技術の導入で国内需要に応えます。
ダイトロン株式会社は2026年5月12日、フランスのSOCOMEC社と代理店契約を締結し、同社のスタティック・トランスファー・システム(STS)の国内販売を開始したと発表しました。SOCOMEC社は1922年設立、2025年売上高約9.97億ユーロを誇る老舗の電源ソリューション企業です。今回の提携により、ダイトロンは自社が強みを持つ日本国内のデータセンター向け電源設備事業において、製品ラインナップを大幅に拡充します。急速に拡大するデータセンターのインフラ安定化に向け、高度な電源切替ソリューションを提供していく方針です。
今回販売を開始するSTSは、2系統の電源を常時監視し、一方に異常が発生した際にもう一方の健全な電源へ無瞬断で切り替えるシステムです。わずかな電源瞬断も許されないデータセンターや金融、医療、公共インフラなどのミッションクリティカルな環境において、システムの安定稼働を支える要となります。ダイトロンのグリーン・ファシリティー事業部は、これまで培ってきたUPS(無停電電源装置)の設計・施工・保守までの一貫体制を活かし、SOCOMEC社の高性能なSTS製品と組み合わせることで、顧客の電源設備の多重化・高度化ニーズにワンストップで対応します。

Journalポイント
実はこれ、生成AIなどの普及で急増するデータセンターの『心臓部』を、一瞬たりとも止めないための非常に重要なインフラ強化の発表なんです。
え, そうなんですか? データセンターって、停電対策のバッテリーとかはすでにあるイメージですけど、何が違うんですか?
確かに蓄電池はありますが、今回のポイントは「電源の切り替え」にあります。トラブル時に一瞬でも電気が途切れるとシステムが止まるため、無瞬断で別の電源に切り替える STS という装置が必要なのです。
その STS や、よく聞く UPS ってどういうことですか? それぞれの役割の違いについて詳しく教えてほしいです。
STS とは『電源切替システム』、UPS とは『無停電電源装置』のことです。UPSが『予備の電気を蓄えるバッテリー』なら、STSは『本線がダメになった瞬間に、一瞬で予備線へ切り替える超高速スイッチ』の役割を持ちます。両者が揃って初めて、完璧な停電・瞬断対策になります。
なるほど!じゃあ、今回提携したフランスの SOCOMEC社 というのは、その高速で切り替える技術が世界的にすごい会社なんですね?
その通りです。同社は1922年設立で、100年以上の歴史を持つ ミッションクリティカルエネルギー 分野のグローバルリーダーです。世界中の大手データセンターで豊富な導入実績を持っています。
日本でもデータセンターの建設ラッシュが続いていますが、他の会社も似たような製品を扱っているのでしょうか?
競合はありますが、今回の強みは ダイトロン が持つ「国内の設計・施工・保守体制」と組み合わさることです。外資系製品は保守が課題になりがちですが、国内で一貫サポートできる体制は大きな強みになります。
海外の最先端技術と、国内の信頼できるサポート体制が融合したわけですね。インフラの裏側がよく分かり、非常に勉強になりました!


