プレスリリース要約
金融テクノロジースタートアップのLiNKXとITインフラ大手のキンドリルジャパンは、エージェンティックAIを活用したミッションクリティカルシステムのモダナイゼーションに関するパートナーシップを締結しました。老朽化した基幹システムの刷新と運用高度化を目指すこの協業は、企業の事業継続性(レジリエンス)強化とDX加速に大きく寄与すると期待されています。
LiNKXとキンドリルジャパンは、エージェンティックAIを活用してITライフサイクル全体にわたる基幹システムのモダナイゼーションを共同で推進します。近年、日本企業ではIT人材の不足やミッションクリティカルシステムの老朽化が深刻な課題となっています。「日本版キンドリル・レディネス・レポート2025」によると、日本企業の69%が将来のリスクに対してIT部門の準備が不十分であると回答しており、持続可能なITサービスの提供に向けたプロセスの再構築が急務となっています。
今回の提携では、金融機関の勘定系システムなどで実績を持つLiNKXの高度なエンジニアリング力・AI資産と、キンドリルの大規模インフラ設計・運用の知見を融合させます。具体的には、キンドリルの「エージェンティックAIフレームワーク」を組み合わせた共同ソリューションの開発や、AI人材の育成、地域金融機関や保険、製造業をターゲットとした運用業務の高度化および共同での市場開拓を進めてしていきます。
Journalポイント
実はこれ、単にシステムを新しくするだけでなく、AI自身が自律的に判断して動く「エージェンティックAI」を基幹システムに組み込むという非常に野心的な試みなんです。
エージェンティックAIですか? 最近よく聞く LLM とは何が違うんですか?
LLMというのは大規模言語モデルのことで、文章の生成や対話を行うAIの基礎技術です。これに対し、エージェンティックAIは自ら目標を設定し、計画を立ててツールを使いこなしながら、自律的にタスクを遂行する「エージェント」のようなAIを指します。
なるほど、指示を待つだけでなく自分で考えて動くんですね。でも、それって金融機関のような絶対にミスが許されないシステムに導入しても大丈夫なんですか?
そこがポイントです。今回は、金融の勘定系システムで実績のある LiNKX の技術と、世界最大級のITインフラ企業である キンドリル の運用ノウハウを掛け合わせることで、高い信頼性と先進性を両立させています。
確かに、実績のある2社が組むなら安心感がありますね。具体的にはどんな業務が効率化されるのでしょうか?
たとえば、複雑なシステム移行時のコード変換や、日々のシステム監視・障害復旧といったITライフサイクル全体の運用をAIが自律的に支援します。これにより、エンジニアの負担が大幅に軽減されると期待されています。
IT人材不足が深刻な日本企業にとって、まさに救世主ですね。他の業界でも同じような取り組みは広がっているんですか?
はい、業界全体が「AIによる部分的な自動化」から「AIと協調する自律型運用」へとシフトし始めています。今回の協業も、金融だけでなく保険や製造業などへの展開を視野に入れています。
システムの老朽化に悩む多くの日本企業にとって、今後のモダナイゼーションの新しい標準モデルになりそうですね。勉強になりました!

LiNKX株式会社

- 代表
- オサムニア モハメッド
- 所在地
- 東京都港区赤坂1丁目12番32号 アーク森ビル32階
- URL
- www.linkx.dev
