プレスリリース要約
小野薬品工業の100%子会社である小野デジタルヘルス投資合同会社は、科学的介護の実現を目指すスタートアップ、株式会社Rehab for JAPANへの追加出資を完了しました。製薬大手発のCVCがデジタルヘルス領域への投資を加速させる動きとして、異業種連携や新規事業開発の観点からも注目を集めています。
小野デジタルヘルス投資合同会社は、2026年5月14日、株式会社Rehab for JAPANへの追加出資が完了したことを発表しました。小野デジタルヘルスは、大手製薬会社である小野薬品工業が100%出資するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)で、運用規模は50億円にのぼります。同社は医薬品事業以外のヘルスケア分野における国内外の有望なスタートアップへの投資を推進しており、本出資もその一環です。今回の追加出資により、小野薬品グループが注力するがん領域におけるソリューション開発支援をさらに強固なものにする狙いがあります。
出資先であるRehab for JAPANは、2016年設立のシニアテック領域を牽引するスタートアップです。「エビデンスに基づいた科学的介護」の実現を掲げ、介護現場のDXを推進する科学的介護ソフト「Rehab Cloud」や、オンラインリハビリサービス「Rehab Studio」などを展開しています。さらに、AIなどの先端技術を用いた介護関連テクノロジーの研究開発にも注力しており、高齢者の健康寿命延伸と介護業界の生産性向上に貢献しています。今回の資金調達により、プロダクトのさらなる機能強化や事業拡大を目指すものとみられます。
Journalポイント
実はこれ、単なる投資ではなく、製薬会社がデジタルヘルスの力を使って「治療の先にある生活」まで支えようとする戦略的な一歩なんです。
え、そうなんですか?製薬会社といえば薬を作るイメージでしたが、介護のスタートアップにも出資するんですね。そもそもCVCって何ですか?
CVCというのはコーポレートベンチャーキャピタルのことで、自社の事業成長やシナジー創出を目的としてスタートアップに投資する組織のことです。実は今、製薬業界では薬の提供だけでなく、予防やリハビリも含めたトータルケアが求められるという課題があるんですよ。
なるほど。でも、それってもともと介護施設や病院が個別にやっていたことじゃないんですか?
たとえば、これまでは施設ごとにリハビリの手法がバラバラで、効果の検証が難しかったんです。そこでRehab for JAPANは、データを活用した科学的介護ソフトを提供し、誰でも効果的なケアができる仕組みを作りました。すでに多くの介護現場で導入が進んでいます。
すごいですね!じゃあ、このシステムを導入することで介護現場のDXも一気に進むってことですか?
DXというのはデジタルトランスフォーメーションのことで、デジタル技術によって業務やサービスをより良いものへ変革することです。まさに介護職員の事務負担を減らし、高齢者と向き合う時間を増やすという、現場の働き方改革にも直結しているんですよ。
素晴らしい取り組みですね。他の製薬会社も同じようにデジタル分野への投資を進めているんでしょうか?
実は製薬業界全体が、薬という「モノ」の提供から、患者さんの体験価値を高める「コト」の提供へとシフトしているんです。小野薬品も、自社のがん領域の強みと介護テクノロジーを掛け合わせることで、新しいソリューションを生み出そうとしています。
医療と介護、デジタルの融合がこれからどう進んでいくのか、とても楽しみです。勉強になりました!

小野デジタルヘルス投資合同会社

- 代表
- 伊藤雅樹
- 所在地
- 中央区日本橋本町 4-9-11
- URL
- www.onodigitalhealth.com/ja
