プレスリリース要約
ECマーケティング株式会社が実施した調査により、日常的にAIを活用するビジネスパーソンの8割以上が「一般的な実務だけでは人材価値が下がる」と危機感を抱いている実態が明らかになりました。業務効率化が進む一方で、企業は採用抑制と既存人材の生産性向上へ舵を切っており、個人にはより高度な上流スキルが求められています。
本調査は、日常業務でAIを活用している20代〜60代の有職者183名を対象に、2026年4月28日から5月2日にかけて実施されました。回答者の約6割が「毎日複数回」または「ほぼ毎日」AIを利用しており、AIがすでに実務のインフラとして定着している実態が浮き彫りになりました。特に「アンケート調査設計」や「サイト制作・リニューアル」といった企画・制作の周辺領域まで活用が進んでいることが特徴です。
AI導入による具体的な効果として、回答者の約74%が「3〜4割の業務時間圧縮」を実感していると回答しました。この生産性向上を背景に、職場で「人を増やすより既存人材の生産性向上を優先する」という方針が強まっていると感じる人は83.6%に達しています。さらに、64.0%が「人員を増やす必要性が下がった」と回答しており、実際に業務効率化が進む企業ほど、新規採用の優先度を下げる傾向が確認されました。


Journalポイント
実はこれ、AIを使いこなせるようになるほど、個人間の実力差や成果への責任がよりシビアに評価される時代が来ているということなんです。
え、そうなんですか?AIを使えば誰でも仕事が早く終わって、みんなハッピーになると思っていました。
AI、つまりコンピューターが人間のように学習・判断する人工知能の技術ですが、これは誰でも一定の成果を出せるようにする一方で、差別化を難しくします。だからこそ、今ある仕事のやり方を再設計するような課題解決力が求められているのです。
でも、それって一部の優秀な人だけに求められていたことじゃないんですか?
そうとも言えなくなっています。数字で言うと、今回の調査では 82.5% の人が「一般的な実務だけでは人材価値が下がる」と危機感を持っています。定型業務が自動化されるため、全員が「上流工程」に関わらざるを得なくなっているのです。
なるほど!じゃあ、具体的にはどういう業務でAIが使われていて、人間は何をすればいいんですか?
例えば、調査設計やサイト制作など、従来は専門知識が必要だった領域でも 3割以上 がAIを活用しています。人間は、AIが出した複数の案から最適なものを選び、事業の文脈に合わせて「意思決定」する役割に集中することになります。
他の会社も同じように採用を減らして、今いる人だけでなんとかしようとしているんですか?
まさにその通りです。業界全体が「採用拡大」から「既存メンバーの生産性向上」へシフトしています。AIを導入して業務圧縮に成功した企業ほど、採用の必要性が下がったと感じる割合が高くなっているのが現状です。
なるほど、ただAIを使うだけでなく、それによって浮いた時間でどう価値を出すかが勝負なんですね。勉強になりました!

