プレスリリース要約
株式会社フォーライフミュージックエンタテイメントは、泉谷しげるのライブを石井岳龍監督が映画化するクラウドファンディングを開始しました。本作は映画館ではなくコロナ禍で苦境に立たされた『ライブハウス』での上映を予定。エンタメを通じた空間活性化と文化支援という新たなビジネスモデルとして注目されます。
本プロジェクトは、1980年代に『狂い咲きサンダーロード』などの伝説的インディペンデント映画を生み出した泉谷しげる(アーティスト)と石井岳龍(映画監督)のゴールデンコンビが、44年の時を経て再びタッグを組む映画制作企画です。80歳を目前にした泉谷しげるの現在進行形のライブパフォーマンスを石井監督が映像化し、『衝動そのものを映画にする』試みに挑みます。映画撮影への参加権などもリターンとして用意されたクラウドファンディングが、2026年5月17日よりスタートしました。
本プロジェクトの最大の特徴は、完成した映画の公開場所を一般的な映画館ではなく『ライブハウス』に限定している点です。泉谷しげるがコロナ禍以降続けてきたライブハウス支援活動の一環であり、単なる作品鑑賞にとどまらず、ライブハウスならではの音響や臨場感を提供することで、その価値を再認識してもらうことを目的としています。映像コンテンツの力でリアルなエンタメ現場の活性化と、持続可能な文化支援の仕組みづくりを目指しています。


Journalポイント
実はこれ、単なる映画の資金集めではなく、コンテンツの力を使ってリアルなライブハウスという場所を再生・支援するための、非常に戦略的なアプローチなんです。
え、そうなんですか? 映画館ではなくライブハウスで上映するというのは、単に雰囲気を楽しむためだけではないんですね。
はい。実は音楽業界ではコロナ禍以降、ライブハウスの経営難が深刻な課題となっており、泉谷氏も継続的な支援を行ってきました。そこで今回、映画という一度制作すれば全国で上映できるコンテンツを用いて、各地の会場に観客を呼び戻す仕組みを作ったのです。
でも、それってアーティスト本人が全国のライブハウスをツアーで回るのと、効果としては同じではないんですか?
本人のツアーは体力や時間の限界がありますよね。しかし、映画というデジタルアセットに変換すれば、本人がいなくても全国の会場で高クオリティな『擬似ライブ体験』を同時に提供でき、かつ収益をライブハウスに還元できるというメリットがあります。
なるほど! リアルな本人の稼働限界を、デジタルアセットとして活用することでスケールさせているわけですね。
デジタルアセットというのは、データ化された価値あるデジタル資産のことで、ここでは映画という映像データを指します。このデータをライブハウス独自の音響設備や空気感と掛け合わせることで、映画館では決して味わえない独自の体験価値へと昇華させています。
素晴らしいアイデアですね。他の業界、たとえば演劇や地方の伝統芸能などでも同じような取り組みはされているのでしょうか?
はい。実はエンタメ業界全体で、オンライン配信からライブビューイングや体験型上映へのシフトが進んでいます。特に地方の劇場やコミュニティスペースをサテライト会場として活用し、地域活性化につなげる事例が急増しているんですよ。
コンテンツと場所の新しい関係性について、とても勉強になりました。自社の事業でも応用できないか考えてみます!


