プレスリリース要約
株式会社帝国データバンクの調査によると、2025年の全国の新設法人数は15万6,525社に達し、3年連続で過去最多を更新しました。特に注目すべきは、起業者の平均年齢が48.9歳と過去最高を記録し、定年退職後のシニア起業が初めて2割を超えた点です。新たなビジネスの担い手として中高年層の存在感が増しています。
2025年(1〜12月)に新たに設立された法人は15万6,525社(前年比1.8%増)となり、2000年以降の年間最多記録を更新しました。10年前の2015年と比較すると1.25倍に増加しており、起業へのハードルが下がっていることが窺えます。一方で、法人の内訳をみると、一般的な株式会社は減少傾向にあるのに対し、設立コストが低く自由度の高い合同会社が4万4,998社(前年比6.8%増)と大きく伸びており、起業スタイルの多様化が進んでいます。
起業者側の動向では、代表者の平均年齢が48.9歳と過去最高を更新しました。特に60歳以上のシニア層による起業割合が20.5%と、初めて2割を突破したことが特徴です。地域別では、東京都が4万9,274社で最多を占め、なかでも「港区」が7,472社と市区郡別で全国トップとなりました。また、東京23区の新築マンション高騰を背景に、不動産等の資産運用を目的とする「特定目的会社(TMK)」が前年比17.9%増と急増しています。
Journalポイント
実はこれ、日本の起業の主役が40代後半から60代以上のシニア層へ完全にシフトしていることを示しているんです。
え、そうなんですか?起業といえば20代や30代の若い人がバリバリやっているイメージがありました。
以前はそうでしたが、今は30代以下の起業割合が低下していて、代わりに50代や60歳以上のシニア層が右肩上がりに増えているんですよ。
定年を過ぎてから起業するのって、リスクが高くてハードルも高いんじゃないですか?
そこで選ばれているのが合同会社なんです。株式会社に比べて設立費用が安く、手続きも簡単なため、スモールビジネスに最適なんですよ。
なるほど!無理に大きな会社にするのではなく、自分のペースで始めるスモールビジネスが増えているんですね。
スモールビジネスというのは、個人や少人数で持続可能な規模で行う事業のことで、過度な拡大を追わないのが特徴です。退職後のセカンドライフとして、趣味や特技を活かして無理なく稼ぐスタイルが広がっています。
他にはどんな特徴があるんですか?地域によって差があったりするんでしょうか?
実は東京都港区だけで年間7,000社以上が新設されており、一方で地方では鳥取県が創業支援に力を入れて前年比12.9%増と健闘しています。
都会の集中だけでなく、地方の取り組みも形になってきているんですね。勉強になりました!

