プレスリリース要約

株式会社三石ハイセラムは、2026年6月に過熱蒸気式の小型炭化テストプラントを新設し、最小5kgからの小規模炭化テストサービスを開始します。脱炭素社会の実現に向けてバイオ炭への注目が高まる中、炭化条件を柔軟に調整できる同社の技術は、未利用バイオマス資源の新たな価値創出を後押しするものとして注目されます。

株式会社三石ハイセラムは、2026年6月より過熱蒸気式の小型バッチ式炭化テストプラントを稼働させ、小規模からの炭化テストサービスを提供します。これまで同社が提供してきた連続式のテストプラントでは、実稼働に近い検証ができる一方で、初期検討段階においてまとまった量のサンプルが必要になる点が課題となっていました。今回の新プラント設置により、最小5kgという極めて少量からのテストが可能となり、事業者がバイオマス資源の炭化プロセスの検証へ踏み出すハードルを大幅に下げることが期待されています。

本サービスが採用する過熱蒸気式炭化技術は、温度や処理時間を精密にコントロールできる点が最大の特徴です。燃焼熱を利用する一般的な手法とは異なり、水分を蒸発させる条件を柔軟に最適化できるほか、事前乾燥工程が不要というメリットもあります。これにより、完全な炭化だけでなく、半炭化や特定の機能を持たせたバイオ炭など、目的に応じた多様な炭化物の製造可能性を検証できます。未利用資源の有効活用や新規事業開発を目指す企業が、初期段階で手軽にポテンシャルを測定するのに最適なサービスです。

Journalポイント

編集部

実はこれ、単に廃棄物を炭にするだけでなく、炭化の度合いを自由にコントロールして、新たな機能性素材を生み出すためのテストサービスなんです。

え、そうなんですか?炭ってどれも同じだと思っていました。炭化の度合いをコントロールすると、何が変わるんですか?

読者
編集部

実は今、脱炭素に向けたバイオ炭素の活用において、完全な炭化だけでなく、あえて半分だけ炭化させた燃料など、用途に応じた調整へのニーズが高まっているという課題があって、今回のサービスが生まれました。

実用化に向けて、従来の炭化装置でも、加熱する温度や時間を変えれば簡単に調整できるものじゃないんですか?

読者
編集部

一般的な燃焼熱を使う方法では精密な調整が難しいのですが、同社の過熱蒸気式炭化なら温度や時間を自在に制御できます。数字で言うと、これまでは大量のサンプルが必要でしたが、今回は最小5kgからテスト可能です。

なるほど!じゃあ、これまで「うちの廃棄物も使えるかな?」と悩んでいた中小企業でも、手軽に試せるってことですか?

読者
編集部

その通りです。事前乾燥も不要なので、水分を多く含むバイオマス資源でもそのまま持ち込んでテストできます。これにより、炭化プロセスの社会実装に向けた検証が格段にスムーズになります。

他の会社も、例えば新規事業のPoCとして、似たような炭化テストのサービスを提供しているんですか?

読者
編集部

PoC(ピーオーシー)というのは「概念実証」のことで、新しいアイデアや技術が実現可能かを試作・検証するプロセスのことです。実は業界全体が、大規模な投資の前にこの検証を重視する方向へシフトしており、少量テストの需要が急増しています。

なるほど、まずは小さく試して、可能性が見えてから本格投資に踏み切るという流れですね。勉強になりました!

読者
株式会社三石ハイセラム ニュース要点の図解

株式会社三石ハイセラム

代表
牧 沙緒里
所在地
大阪府大阪市中央区西心斎橋 二丁目15番1号
URL
mitsuishi-hc.jp
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