プレスリリース要約
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、2026年FIFAワールドカップの開催を前に、関連する詐欺サイトや悪質ドメインが急増していると警告しました。前回大会の5倍を超えるペースで不審なドメイン登録が進んでおり、ファンだけでなく関連事業者やブランドにとっても重大な脅威となっています。
チェック・ポイントの脅威インテリジェンス部門であるCPRの調査によると、2026年4月の1カ月間だけで『FIFA』または『World Cup』を含むドメインが新たに9,741件登録されました。これは2022年のカタール大会時のピーク件数と比べて5倍以上の規模であり、2月以降の2カ月間で登録数は4倍以上に急増しています。この背景には、AIツールを用いたサイバー犯罪者による計画的かつ大規模なインフラ構築があると見られており、大会開幕に向けてさらなる脅威の拡大が懸念されます。
現在、確認されている詐欺サイトには、最大80%オフをうたう偽の公式グッズストアや、少額の入金で利益が得られるとするゲーム化された投資詐欺、さらには中国語を主体とした不正なベッティングサイトなどがあります。これらは個人情報やクレジットカード情報の窃取を目的として巧妙に設計されています。さらに、ホスト国である米国・カナダ・メキシコでは、メディアや旅行、物流などワールドカップに関連する業界へのサイバー攻撃も前年比30〜48%増加しており、企業側の対策も急務となっています。


Journalポイント
実はこれ、サイバー犯罪者が生成AIなどの最新技術を悪用することで、詐欺の『仕込み』をこれまでにない超高速かつ大規模に進めているという話なんです。
え、AIがそんなところにも使われているんですか?ただドメインを大量に登録するだけでなく、詐欺サイトを作るのも簡単になっているということですか?
AIというのは人工知能のことで、テキストやWebサイトの自動生成が得意なんです。犯罪者はこれを使って、本物そっくりの偽サイトや、ゲーム風の詐欺プラットフォームを瞬時に、かつ大量に作成していると見られます。
なるほど。でも、ワールドカップってまだ開催まで時間がありますよね?なぜ今から動き出しているんですか?
チケット需要やファンの熱狂がピークに達するタイミングで一気に騙すために、あらかじめ大規模な詐欺インフラを事前に構築して潜伏させておく必要があるんです。直前だと警戒されますからね。
事前に周到な準備をしているわけですね。一般のファンを狙う詐欺だけでなく、企業や関連するビジネスへの具体的な攻撃の兆候などもすでに出ているのでしょうか?
はい、すでにホスト3カ国では、メディアや旅行、物流といった関連業界へのサイバー攻撃が前年比30〜48%も急増しています。イベントの盛り上がりに便乗して、企業システムへの侵入も狙われています。
企業のシステムまで狙われるとは驚きです。他の世界的な大イベントでも同じようなサイバー攻撃が起きているんですか?
実はセキュリティ業界全体で、五輪や万博などの世界的メガイベントを狙うサイバー攻撃の急増が共通の課題になっています。国家レベルの関与から金銭目的のハッカーまで、あらゆる標的になるのが今の潮流です。
お祭り騒ぎの裏には大きなリスクがあるのですね。自社のセキュリティ対策も見直す必要がありそうです。勉強になりました!

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社

- 代表
- 佐賀 文宣
- 所在地
- 東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー25F
- URL
- www.checkpoint.com/jp
