プレスリリース要約
GovTechスタートアップのパブリックテクノロジーズが、トヨタらが開発する「Woven City」のアクセラレータープログラムでWinnersに選出されました。同社が提案する、住民の代理AIが議論を重ねて合意形成を図る「AI議会」という新しい意思決定の仕組みが、未来の街での実証に向けて動き出します。
公共ライドシェアやオンデマンド交通の運行最適化を支援する株式会社パブリックテクノロジーズは、トヨタ自動車およびウーブン・バイ・トヨタが主催する「Toyota Woven City Challenge」において、約200件の応募の中から最終選考を経てWinnersの4社に選出されました。これにより、未来のモビリティテストコースである「Toyota Woven City」での実証実験に向けた検討を開始します。同社は、最長18か月の施設無償利用や最大2,000万円相当の開発支援などを獲得し、実証の準備を進める計画です。
同社が提案し、選出されたプロダクトは「AI議会」です。これは、多数決による二者択一ではなく、多様な意見のグラデーションを反映した「新しい意思決定のあり方」を模索するシステムです。住民一人ひとりの思考をプロファイリングした「AI議員」が、アプリ内の仮想議会で議論を代行します。住民が仕事や家事をして過ごしている間に、AIが自動的に議論を重ね、少数派を切り捨てずに全員が納得できる合意形成を1日でシミュレーションし、結果をフィードバックする仕組みです。


Journalポイント
実はこれ、単なるチャットボットではなく、住民全員の「分身」となる AI議員 が勝手に議論を進めてくれる仕組みなんです。
え、自分の代わりにAIが議論してくれるんですか?それってどのような仕組みで動いているのか、イメージが湧かないです。
今、地域や組織で何かを決めるとき、全員が集まって議論するのは時間的に難しいですよね。そこで、各個人の考え方をあらかじめ学習した AI が、仮想の議会で代わりに意見を交わし、合意形成を図るんです。
Romanoでも、そのAIに自分の複雑な意見やニュアンスを、正しく代弁してもらうことなんて本当に可能なんですか?
AIというのは人工知能のことで、データから人間の学習能力を模倣する技術です。このシステムでは、AIが提示した意見に対して本人が「そこは少し違う」と修正を繰り返すことで、徐々に本人の考え方のプロファイリング精度が上がっていく仕組みになっています。
なるほど!じゃあ、もし1,000人の町なら、1,000体のAIが勝手に話し合って落としどころを見つけてくれるってことですか?
その通りです。たとえば「新しいモビリティを導入するか」という議題に対して、本来なら数ヶ月かかる議論を、コンピューターの中でわずか1日のうちに終わらせ、全員が納得しやすい落としどころを見つけ出します。
従来の多数決とは全く違うアプローチですね。ちなみに、他社でもこうした意思決定を支援するようなサービスは開発されているんですか?
実は、行政手続きのデジタル化や効率化を目指す GovTech 分野の企業は増えていますが、意思決定の「決め方」そのものをアップデートしようとする試みは世界的にも稀です。だからこそ、トヨタのスマートシティ実証で選ばれたと言えます。
多数決に代わる新しい決め方がここから生まれるかもしれないんですね。実証実験の行方がとても楽しみになりました!

株式会社パブリックテクノロジーズ

- 代表
- 青木大和
- 所在地
- 東京都中央区日本橋本町3-8-4 日本橋ライフサイエンスビルディング4-9F
- URL
- public-technologies.com
