プレスリリース要約
株式会社東陽テクニカは、2026年5月27日からインテックス大阪で開催される「第2回 鉄道技術展・大阪2026」に出展します。同社が誇る「はかる」技術を結集し、鉄道車両の開発からメンテナンス、設備保全までを効率化する最先端の計測ソリューションを提示。インフラ老朽化や人手不足に悩む鉄道業界のDX推進を支援します。
東陽テクニカは、2026年5月27日(水)から29日(金)までの3日間、インテックス大阪で開催される「第2回 鉄道技術展・大阪2026」に出展することを発表しました。ブースでは、鉄道車両の乗り心地評価や設備の状態監視に有効な各種センサー、データロガー、音・振動計測、車輪粗さ計測など、開発サイクルの短縮やメンテナンスの効率化に貢献する幅広いソリューションを実機とともに紹介します。特に、現場での作業負担を軽減し、定量的なデータに基づくCBM(状態基準保全)を実現するための具体的なアプローチを提示する予定です。
主な出展品には、車輪踏面の粗さを0.1µmの高分解能で計測できる車輪粗さ計「m|wheel」や、微小な振動を高精度に捉えるPCB Piezotronics社製の加速度センサーが含まれます。さらに、最大25.6kHzの高サンプリング周波数でデータを転送し、現場でのリアルタイムFFT解析に対応したBroadsens社製のワイヤレスセンサーシステムも展示。これにより、鉄道設備の異常兆候を早期に検知し、予知保全を可能にします。そのほか、超小型シグナルコンディショナや、過酷な環境に対応するデータロガー「imc ARGUSfit」なども紹介されます。


Journalポイント
実はこれ、鉄道のメンテナンスを従来の『定期的な部品交換』から、データに基づき異常を予知して対応する 『状態基準保全(CBM)』 へとシフトさせるための重要な鍵となる技術なんです。
え、そうなんですか?状態基準保全って、具体的にはどうやって実現するんですか? センサーを付けるだけでそんなに簡単に分かるものなのでしょうか?
実は今、鉄道業界では熟練技術者の不足とインフラの老朽化が同時に進んでおり、目視や打音検査だけに頼る従来の保守体制では限界を迎えつつあるという課題があるのです。だからこそ、デジタルデータでの管理が必要不可欠になっています。
でも、それってもともと鉄道会社が自社で毎日、人手をかけて細かく検査していれば十分に防げるものじゃないんですか?
たとえば、車輪の摩耗は 0.1マイクロメートル という極めて微細なレベルから始まります。これを人間が毎日目視で確認するのは不可能です。今回紹介される 「m|wheel」 を使えば、その微細な変化を定量的に捉え、最適な削正計画を立てられます。
なるほど!じゃあ、異常が起きる前にピンポイントで修理ができるってことですね。ちなみに、紹介されていた FFT解析 というのはどういう技術なのですか?
FFT解析というのは、複雑な振動や騒音の波形を周波数ごとに細かく分解して分析する手法のことで、これによってどの部品が痛んでいるかを特定できます。ワイヤレスでこの解析をリアルタイムに行うことで、現場に行かずとも遠隔で設備の健康状態を把握できるのです。
他の計測機器メーカーやIT企業も、似たような鉄道向けの監視ソリューションを展開しているのでしょうか?
実は業界全体が「データ駆動型メンテナンス」へシフトしており、競合も増えています。その中で東陽テクニカは、世界基準の超高精度センサーや高い耐環境性を持つロガーを組み合わせ、過酷な鉄道環境でも信頼できるデータを取得できる点で大きな強みを持っています。
単にデータを取るだけでなく、そのデータの正確さが命なんですね。鉄道の安全と効率化を支える技術の進化について、とても勉強になりました!


