プレスリリース要約

産総研グループのAIST Solutionsは、ミドリムシ由来の多糖「パラミロン」を活用したバイオ接着剤に関する無料ウェビナーを2026年6月に配信します。高い接着力と、不要時には剥がしやすい「易解体性」を両立する新素材技術は、製造業の脱炭素化と資源循環を加速させる一手として注目されます。

本ウェビナーは、2025年9月に開催されたシンポジウムの再配信です。産業技術総合研究所(産総研)の芝上基成氏、寺崎正氏、およびAIST Solutionsの濱崎氏の3名が登壇し、藻類の培養から化学合成までを一貫して行う「藻類化学」のコンセプトや、具体的な研究成果を解説します。ミドリムシ接着剤は、従来の石油由来材料に代わる環境対応材料として期待されており、プラスチックや繊維、自動車、化粧品、医用材料など、極めて幅広い産業分野への応用が模索されています。

技術的なハイライトは、30MPaという高い接着強度を誇りながらも、必要なときには分解・剥離ができる「易解体性」を両立している点です。従来の接着剤は強固に接合するほどリサイクル時の分別が困難になるジレンマがありましたが、このバイオ素材はその課題を解決する可能性を秘めています。セミナーは2026年6月9日と11日の2回、オンライン(無料)で配信され、持続可能なものづくりや次世代の接合技術に関心のある化学・製造業の経営者や技術者を対象としています。

Journalポイント

編集部

実はこれ、ミドリムシが作る成分を使って、金属やプラスチックを強力にくっつける接着剤の話なんです。

え、ミドリムシってあの健康食品の?接着剤になるなんて想像もつかないですが、どういうことですか?

読者
編集部

実は今、製造業では製品をリサイクルしやすくするために、強力にくっつけた後にきれいに剥がせる 易解体性 という性質が求められているんです。

易解体性というのは、具体的にどういった技術のことなんですか?

読者
編集部

易解体性というのは、強固に接着しながらも、特定の刺激で簡単に剥がせる技術のことで、リサイクルのしやすさを劇的に向上させます。これまでは強さと剥がしやすさは相反する課題でしたが、ミドリムシの成分がそれを克服しました。

なるほど!でも、ミドリムシを使うと、なぜそんなすごい接着剤が作れるんですか?

読者
編集部

ミドリムシが体内に貯める パラミロン という特別な多糖類が鍵なんです。これに少し化学的な処理を加えることで、なんと 30メガパスカル という、自動車の構造材レベルの超強力な接着力を発揮させることができるんですよ。

30メガパスカルって、想像以上の強さですね。他の会社や研究機関でも、同じようなバイオ接着剤の開発は進んでいるんでしょうか?

読者
編集部

実は世界中で バイオものづくり への投資が加速していて、競合も増えています。ただ、産総研グループの強みは、ミドリムシの培養から接着剤の合成、評価までを「藻類化学」として一気通貫で社会実装できる体制を整えている点にあります。

培養から製品化まで一気通貫でできるのは強みですね。日本のものづくりが新時代へ進む大きなヒントになりそうです。勉強になりました!

読者
株式会社AIST Solutions ニュース要点の図解

株式会社AIST Solutions

代表
逢󠄀坂清治
所在地
東京都港区西新橋1-1-1 日比谷フォートタワー 6F
URL
www.aist-solutions.co.jp
採用情報はこちら

この企業とつながりたい方、興味がある方はこちらから

Connect Journalでは、掲載企業へのおつなぎ・詳細情報のご提供を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ