プレスリリース要約
一冨士フードサービスは、全国の受託食堂でソイミートなどを使用したサステナブルメニューを提供し、温室効果ガス排出量を約38.1%削減するSDGsイベントを実施しました。原材料調達から調理工程におけるカーボンフットプリント(CFP)を「見える化」するこの取り組みは、企業の脱炭素経営における新たなアプローチとして注目されます。
総合フードサービス企業の一冨士フードサービスは、2025年10月から2026年3月にかけて、同社が受託する全国の食堂でSDGsイベントを開催しました。このイベントでは、使用する食材を従来の肉類からソイミートなどの環境配慮型食材へ置き換えることで、原材料調達から調理工程において排出される温室効果ガス(カーボンフットプリント:CFP)の削減率を算出・表示。期間中に計1,253回開催され、合計50,632食のサステナブルなメニューが提供されました。試算の結果、肉類を使用した通常メニューと比較して、温室効果ガスの排出量を約38.1%削減できたことが確認されています。
提供されたメニューには、同社の栄養士が考案した「SOYベジトマたまカレーうどん」や「すき焼き風SOYベジうどん」などがあり、喫食した顧客からは「大豆のお肉が食べやすかった」「すき焼きを食べているようだった」といった好評の声が寄せられました。今回の取り組みは、単に環境負荷の低い食事を提供するだけでなく、その削減効果を数値として「見える化」することで、食堂を利用する一般ユーザーに対しても環境意識の向上を促す啓発イベントとしての役割を果たしています。

Journalポイント
実はこれ、単なるエコメニューの提供にとどまらず、食堂を利用する人々の環境意識と実際の行動を変えるための非常に優れた仕掛けなんです。
え、そうなんですか?メニューをソイミートに置き換えて、美味しく食べてもらうだけではないということでしょうか?
実は今、多くの企業が脱炭素経営を目指す中で、社員一人ひとりに環境意識を持ってもらうのが難しいという課題を抱えています。そこで、毎日利用する食堂でCFPを「見える化」し、身近な食からアプローチしているんです。
でも、食堂の本質は美味しい食事の提供ですよね。そのCFPという数値を示すことで、本当に利用者の意識は変わるものなのでしょうか?
CFPというのはカーボンフットプリントのことで、商品の原材料調達から廃棄までに排出される温室効果ガスをCO2に換算したものです。美味しい食事は大前提として、この数値を明記することで「いつもの食事より環境に良い」という付加価値と納得感を提供しているんですよ。
なるほど!数値で示されると選びやすくなりますね。では、今回のイベントでは具体的にどれくらいの削減効果があったのでしょうか?
数字で言うと、肉類を使用した通常メニューと比べて、今回のSDGsメニューは約38.1%の温室効果ガス排出量を削減できたと試算されています。しかも全国の食堂で5万食以上も提供されたので、トータルの削減効果は非常に大きいですね。
それだけの規模で削減できるのはすごいですね。他のフードサービス会社も同じような取り組みをしているんですか?
実は業界全体がサステナブルフードの提供や、メニューの環境負荷表示へとシフトしつつあります。特にESG投資や脱炭素を重視するクライアント企業からの要望が強まっており、食堂運営会社の提案力が問われる時代になっているんです。
身近な「食」を通じて、企業も個人も自然に脱炭素に参加できる仕組みは素晴らしいですね。とても勉強になりました!


