プレスリリース要約
カタログ通販大手のニッセンが、基幹ECサイト「ニッセンオンライン」をShopifyへ移行するにあたり、Stackが提供する「SQ」を採用しました。フルスクラッチ開発からパッケージと外部プラットフォームの組み合わせへ舵を切ったこの決断は、レガシーシステムの刷新を模索する多くの大企業にとって重要な先行事例となります。
株式会社Stackは、株式会社ニッセンが基幹ECプラットフォームの刷新において、コマースオペレーションプラットフォーム「SQ(エスキュー)」を採用したと発表しました。ニッセンは「ニッセンオンライン」を既存のECシステムからShopifyのエンタープライズ向けプランへ移行します。これに伴い、「SQ」が受注、在庫、物流、顧客データ、販促、分析といった広範な業務領域を横断的に統合管理する役割を担います。当初計画していたフルスクラッチによる再構築から方針を転換し、実行リスクやコストを抑えつつ、長期的な拡張性を確保するための決断です。
採用された「SQ」は、Shopifyを中核とする販売チャネルと、ニッセンが長年運用してきた社内システムの間をスムーズにつなぐコマースオペレーションプラットフォームです。ニッセン特有のカタログやコールセンターを横断するハイブリッドな販売モデルに加え、サブスクリプション、独自決済、後払い、複雑な配送設定といった日本市場特有の要件に対応します。開発元のStackは、小売企業の主要業務領域を統合管理するソリューションを提供しており、現在大手アパレル企業を中心に250以上のブランドに導入されています。

Journalポイント
実はこれ、あの巨大通販の ニッセン が、自社専用システムの開発を諦めて、外部のクラウドサービスを主役に選んだという大事件なんです。
え、そうなんですか?ニッセンほどの超大企業なら、お金をかけて自分たち専用の完璧なシステムを作ったほうが良い気がしますけど……。
実は今、変化のスピードが速すぎて、自前でシステムを作る フルスクラッチ だと、完成した頃には技術が陳腐化してしまうという課題があるんです。莫大な開発コストと運用負荷も経営の重荷になります。
でも、それって世界中で使われている Shopify に乗り換えるだけで、すべて解決するんじゃないんですか?
それが難しいんです。たとえば、ニッセンにはネット通販だけでなく、昔ながらの カタログ通販 やコールセンターもありますよね。さらに日本特有の後払い決済や複雑な配送設定など、海外製のシステム単体では対応できない独自の業務が山ほどあるんです。
なるほど!じゃあ、そのShopifyが苦手な『日本独自の複雑な業務』を、今回採用された SQ が裏側でまるごと支えてあげるってことですか?
その通りです!SQは、Shopifyとニッセンの社内システムの間に入って、受注や在庫、物流などのデータをスムーズにつなぐ役割を果たします。これにより、システムの安定性を保ったまま、新しいサービスをどんどん追加できる柔軟な仕組みが作れるんですよ。
最近よく聞く SaaS という仕組みを使って、他の大手小売企業も同じように移行を進めているんですか?
SaaSというのは、インターネット経由で必要なソフトウェア機能を利用する仕組みのことで、実は業界全体がこの SaaS を組み合わせる構成へシフトしています。Stackのシステムはすでに 250以上のブランド に導入されています。
なるほど、自社で抱え込まずに賢く組み合わせるのが、これからのDXを成功させる鍵なんですね。勉強になりました!


