プレスリリース要約

株式会社ビーマップは、キリンビール仙台工場にて国内未開放の「高出力Wi-Fi(SPモード)」を用いた実証実験に成功しました。現行の屋外上限の約125倍となる3.2Wの出力により、600m先でも200Mbpsの高速通信を確認。将来の制度改正を見据え、工場や物流現場のDXを加速させる技術として注目されます。

本実証実験は、将来的なWi-Fiの「6GHz帯SP(Standard Power)モード」の制度改正と、電波干渉を防ぐ「AFC(自動周波数調整)システム」の導入を見据えて実施されました。ビーマップが総務省より「実験試験局」の免許を取得し、キリンビール、NTTBP、シスコシステムズ、Edgecore Networksの協力のもとで行われました。実験では、実際の運用を想定して電波法を遵守した3.2Wの出力に設定。これは現行法で認められている屋外出力上限(25mW)の約125倍に相当する高出力であり、国内の製造現場における先駆的な取り組みとなります。

実験の結果、従来の屋外用超低出力(VLP)モードでは100メートル未満で電波強度が低下していたのに対し、SPモードでは500メートルを超える距離でも実用的な電波強度を維持できることが実証されました。さらに、親機から600メートル離れた地点でも200Mbpsの通信速度を確認。これにより、従来は多数のアクセスポイント(AP)を設置する必要があった広大な工場敷地内において、高出力モデルわずか1台でカバーできる可能性が示されました。工場の生産性向上や資材管理の効率化に直結する成果です。

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Journalポイント

編集部

実はこれ、これからの スマート工場 のあり方を根本から変えてしまうかもしれない、ものすごい実験結果なんです。

えっ、そんなにすごいんですか? Wi-Fiなんて今でも普通に使われている気がしますが……。

読者
編集部

これまでのWi-Fiは屋外での出力制限が厳しく、電波がすぐに弱くなっていました。そのため広大な工場では 大量のアクセスポイント を設置せねばならず、コストや管理の手間が大きな壁だったんです。

なるほど。でも、それならローカル5Gなどを使えば解決するんじゃないですか?

読者
編集部

5Gというのは高速・大容量の次世代移動通信のことで、確かに有効ですが導入コストが非常に高いんです。今回の『 SPモード 』という高出力Wi-Fiなら、Wi-Fiの手軽さで広範囲をカバーできます。

でも、そんなに電波が強いと、他の通信と混信したりしないんですか?

読者
編集部

そのために AFC というシステムを使います。これは自動周波数調整のことで、クラウド上で周囲の重要通信との干渉を避け、最適なチャネルを自動で割り当てる仕組みなので混信の心配はありません。

それは安心ですね。これなら、広い工場内を動き回る AGV などの制御にも使えそうですか?

読者
編集部

AGVというのは無人搬送車のことで、まさにその通りです!今回の実験では 600m先 でも高速通信が維持できたため、屋外を移動する自動搬送車や、広域な物流倉庫での活用も大いに期待されています。

なるほど、アクセスポイント1台でそこまでカバーできるなら、導入したい企業は多そうですね。勉強になりました!

読者
株式会社ビーマップ ニュース要点の図解

株式会社ビーマップ

代表
杉野 文則
所在地
東京都千代田区内神田2-12-5 内山ビル4F・5F
URL
www.bemap.co.jp
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