プレスリリース要約
食品卸のソルト関西が、ユーザックシステムの「Knowfa 受注AIエージェント」を導入し、長年の課題だった多種多様な注文書処理の自動化に乗り出しました。従来のAI-OCRの限界を超え、「新入社員に教える感覚」で業務ルールを自律的に判断するAIの活用は、人手不足に悩むB2B企業の新たな突破口として注目を集めています。
食品卸大手の株式会社ソルト関西は、多様な顧客から送られる異なるフォーマットの注文書対応に苦慮していました。従来のAI-OCRでは、FAXの傾きや手書き文字の誤認識に加え、顧客ごとの「単位変換」や「独自の商習慣」といったベテランの暗黙知に対応できず、人による二重チェックが常態化していました。この課題を解決するため、同社はユーザックシステムが提供する「Knowfa 受注AIエージェント」の導入を決定し、テスト環境において月間約100枚の伝票処理で高い成果を確認、本格稼働に向けた最終段階に入りました。
「Knowfa」は、単に文字を読み取るだけでなく、プロンプト(指示文)を用いて業務ルールをAIに学習させることで、複雑な判断を伴う受注業務を自動化するサービスです。例えば、1枚の注文書内で明細ごとに異なる納品日が指定されている場合でも、AIが自動的に伝票を分割し、基幹システムへの取り込みまで対応します。これにより、経験の浅い担当者でもベテランと同等の品質とスピードで処理が可能となり、属人化の解消とミスの大幅な削減が期待されています。

Journalポイント
実はこれ、単に文字を読み取るOCRの進化版ではなく、人間の「判断力」を再現する AIエージェント の導入事例なんです。
え、そうなんですか? AI-OCR と何が違うんですか?
AI-OCRというのは「画像から文字を読み取ってテキストデータに変換する技術」のことで、これまでは読み取った後の判断は人間がやっていました。今回の仕組みは、そうした判断ルールまでAIが自分で考えて処理してくれるんです。
でも、それってもともとルールを細かくシステムにプログラミングしておかなければいけないんじゃないんですか?
そこが面白いところで、今回は「新入社員に教えるような言葉」でプロンプトを書くだけで、AIがルールを理解して 自動分割 などの複雑な処理を行ってくれるんです。
なるほど!じゃあシステム開発の専門知識がなくても、現場のベテランのノウハウをそのままAIに引き継げるってことですか?
その通りです。例えば、1枚の注文書に異なる納品日が混在していても、AIが自律的に判断して伝票を分けて基幹システムに送る、といった高度な処理がノーコードで実現できています。
素晴らしいですね。他の会社でも、同じように受注業務以外のバックオフィス業務で使われ始めているんでしょうか?
はい、実は業界全体が「単なる自動化」から「自律的な判断を伴う自動化」へとシフトしていて、 DX の難所だった属人化業務の解消に多くの企業が取り組み始めています。
AIが本当に頼れる「アシスタント」になる時代が来ているんですね。とても勉強になりました!

