プレスリリース要約
放射冷却素材を開発するSPACECOOLが、世界知的所有権機関(WIPO)が主催する「2026 WIPO Global Awards」において、126か国・1,300件超の応募の中からファイナリスト33社に選出されました。知財戦略と持続可能な開発目標(SDGs)への貢献が国際的に評価され、グローバル展開への期待が高まっています。
SPACECOOLは2026年5月19日、世界知的所有権機関(WIPO)が主催する「2026 WIPO Global Awards」のファイナリストに選出されたと発表しました。本アワードは、強固な知的財産(IP)戦略とイノベーションを組み合わせて事業成長を実現し、SDGsに貢献するスタートアップや中小企業を表彰するものです。今年は過去最多となる126か国から1,300件以上の応募があり、その中から同社を含む33社がファイナリストとして選ばれました。2026年7月10日にスイス・ジュネーブで開催される授賞式にて、最終的な受賞企業11社が発表される予定です。
同社が開発・販売する「SPACECOOL」は、自然界の放射冷却現象を応用し、直射日光下でもエネルギーを消費せずに冷却できる放射冷却素材です。建物や屋外インフラに適用することで、空調にかかるエネルギー負荷やCO2排出量を削減し、都市のヒートアイランド現象や熱中症対策に貢献します。今回の選考では、この技術の社会実装に向けたビジネスモデル、特許などのIPポートフォリオの強さ、および気候変動の緩和策・適応策としての社会的インパクト創出の可能性が総合的に高く評価されました。
Journalポイント
実はこれ、エアコンなどの電力を一切使わずに、貼るだけでモノを冷やせる魔法のような素材のニュースなんです。
え、電気を使わずに冷やせるんですか?それってどういう仕組みなんですか?
宇宙は極低温なので、熱は電磁波として宇宙に逃げていく性質があります。この放射冷却という自然現象を極限まで高めた新素材を開発したのが、SPACECOOLなんです。
なるほど。でも、それって日中に直射日光が当たっていても冷えるんですか?太陽の熱の方が強そうですが……。
そこがこの技術の核です。太陽光を95%以上反射しつつ、熱だけを宇宙へ逃がす独自の多層膜構造を持っています。実証実験では、直射日光下でも外気温より最大約6度も温度が下がることが確認されています。
それはすごいですね!じゃあ、この技術を世界に広めるために、今回のWIPOのアワードが関係してくるんですか?
WIPOというのは世界知的所有権機関のことで、国連の専門機関の一つです。彼らが主催するこのアワードは、優れた技術だけでなく、それを守りビジネス化するためのIP戦略(知的財産戦略)が優れている中小企業を表彰するものなんです。
技術力だけでなく、知財の守り方やビジネスモデルまで世界レベルで認められたということですね。
その通りです。実は気候変動対策のクライメートテック市場は世界中で急拡大しており、模倣品を防ぐ特許戦略が極めて重視されています。今回の選出で、同社のグローバル展開はさらに加速すると見られます。
技術と知財の両輪が揃ってこそ、世界で戦えるのですね。非常に勉強になりました!

SPACECOOL株式会社

- 代表
- 末光 真大
- 所在地
- 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー4階
- URL
- www.spacecool.jp
