プレスリリース要約
セカンドラボ株式会社は、総務省の最新統計を基に医療福祉産業の就業者数に関する独自分析を発表しました。深刻な人手不足が叫ばれる中、同産業の就業者は過去最多の945万人を記録。全産業で最大の伸びを見せており、他産業からの「労働力シフト」の受け皿として機能している実態が明らかになりました。
総務省の「労働力調査(2025年度平均)」によると、医療福祉産業の就業者数は前年度比18万人増の945万人に達し、全20産業の中で最大の増加幅を記録しました。これは日本の全就業者(6,829万人)の約13.8%に相当し、働く人の約7人に1人が医療福祉の担い手となっている計算です。さらに、この増加分18万人のうち、8割以上にあたる15万人増を「介護・福祉分野」が牽引していることが判明しました。人手不足が深刻化する日本において、同分野が巨大な雇用の受け皿として急速に拡大している事実が浮き彫りとなっています。
介護・福祉分野における就業者増加の背景には、他産業からの活発な流入があります。介護労働安定センターの調査では、中途採用された介護職員の約半数(48.2%)が異業種出身であり、同業種からの転職(43.3%)を上回りました。セカンドラボが運営する転職サイト「コメディカルドットコム」の求人データ分析でも、介護職求人約3.8万件のうち6割以上(63.3%)が「未経験可」となっており、現場での積極的な受け入れ態勢が整っていることが裏付けられています。


Journalポイント
実はこれ、日本の労働市場における歴史的な労働力シフトが起きている兆候なんです。介護現場は今や、異業種からの転職者を最も受け入れる産業になっています。
え、そうなんですか? 介護の仕事って専門資格が必要で、未経験から入るのは難しいイメージがありました。
実は今、深刻な人手不足を解消するために、介護現場側で未経験者を迎え入れるバックアップ体制や、働きながら国家資格を目指せるキャリアパスの構築が急速に進んでいるんです。
でも、それってもともと経験者だけで現場を回した方が、指導の手間も省けて効率的なんじゃないですか?
おっしゃる通りですが、経験者だけの奪い合いでは採用が追いつきません。数字で言うと、中途採用の48.2%が異業種出身で、すでに同業種からの転職者を上回っているんですよ。
なるほど!未経験者を獲得するための KPI や、具体的な受け入れ基準はどのように現場で設計されているのでしょうか?
KPIというのは重要業績評価指標のことで、目標達成のための数値目標ですね。コメディカルドットコムのデータでは、求人の63.3%が「未経験可」となっており、これが最大の指標です。
求人の6割以上が未経験OKなんですね。他の産業でもこれほど大胆な採用方針の転換は進んでいるのでしょうか?
実は業界全体が未経験者育成型の採用モデルへとシフトしています。資格取得の費用を施設側が負担する制度など、他業界の手本となる仕組みが広がっているんです。
なるほど、単なる人手不足ではなく、産業としての受け入れ能力が進化しているんですね。勉強になりました!

セカンドラボ株式会社
- 代表
- 巻幡 和徳
- 所在地
- 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル6階
- URL
- www.2ndlabo.co.jp
