プレスリリース要約
株式会社コルクは、BIM/CIMクラウド「KOLC+」において、デジタルツイン空間上で2Dマークアップができる新機能を提供開始しました。点群データや3Dモデル上に直接ペンツールで指摘事項を書き込み、関係者間で共有・再編集が可能になることで、建設現場における合意形成やレビュー作業の大幅な効率化が期待されます。
株式会社コルクは2026年5月19日、同社が開発・運営するBIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」において、デジタルツイン空間上での2Dマークアップ機能を追加したと発表しました。今回のアップデートにより、従来のBIM/CIMモデルだけでなく、3Dの点群データ上にもペンツールを用いて直接指摘事項を書き込めるようになります。作成したマークアップ(朱書き)は、クラウド上で関係者全員に共有され、レビューや再編集をスムーズに行うことが可能です。これにより、現場とオフィス間のフィードバックサイクルが大幅に高速化されます。
これまでの同システムでは、マークアップした結果を画像として保存する機能はあったものの、保存後の再編集ができない点が課題となっていました。新機能では、マークアップ情報を「ビュー」の一部として保存できる仕組みを実装し、後からの編集や、複数のマークアップの瞬時切り替えプレビューに対応しました。また、自分だけが閲覧できる「個人用ビュー」機能も追加され、各担当者が自らの判断で計測や重機配置のシミュレーションを行えるようになっています。利用料金は初期費用なしで、100ユーザー・100GBの場合、月額5万円(税別)から提供されます。


Journalポイント
実はこれ、これまでの3Dデータ共有ソフトにありがちだった「見るだけで終わり」という壁を壊して、現場のホワイトボードのように使えるようにしたものなんです。
え、そうなんですか? 3Dモデルや点群データに直接ペンで書き込めるなんて、まるでSF映画のような操作ですね。
実は、これまでのシステムでも画像として保存はできたのですが、後から修正や追加ができなかったんです。現場では日々状況が変わるため、「一度書いたメモを再編集したい」という強い要望から開発されました。
でも、そもそもBIM/CIMのような重いデータの上で、2Dの書き込みを保存して管理するのって難しいんですか?
BIM/CIMというのは、3Dの建物モデルに属性情報を組み合わせた建設情報の管理手法のことで、データ容量が非常に大きいんです。今回のKOLC+では、この重い3D空間の「視点や状態」を「ビュー」として保存し、そこに2Dのマークアップを重ねて軽量にプレビューする技術を実現しています。
なるほど! だから動作も重くならずに、複数のメモを瞬時に切り替えられるんですね。これなら現場の職人さんとのやり取りもスムーズになりそうです。
その通りです。さらに今回は個人用ビューという非公開の保存枠も作られました。他人に見せる前の下書きや、自分だけの重機配置のシミュレーション、寸法計測のメモとして自由に使えるため、現場での検証作業が格段に自由になりました。
建設業界全体でも、こうしたデジタルツインを活用した業務効率化は標準になってきているんでしょうか?
デジタルツインというのは、現実の空間をデジタル上に再現する技術のことですが、国土交通省が主導する建設DXの推進もあり、業界全体で急速に導入が進んでいます。特にKOLC+は500社以上で導入されており、国の補助金対象にも選ばれるなど、国策とも連動した動きになっています。
単なるツール導入にとどまらず、国の基準や現場の実務に即した進化を遂げているのですね。とても勉強になりました!

株式会社コルク

- 代表
- 堤 正雄
- 所在地
- 東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
- URL
- kolg.co.jp
