プレスリリース要約
レシップホールディングス子会社のレシップは、国土交通省の地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS」において、AIを活用したバス運行計画(仕業編成)の自動化実証調査業務を受託しました。深刻な人手不足と業務の属人化に悩む路線バス事業者のDXを、独自のアルゴリズムで強力に支援します。
レシップは、国土交通省が推進する地域交通DXプロジェクト「COMmmmONS(コモンズ)」における実証調査業務を受託しました。全国の路線バス事業者は現在、深刻な運転士不足と、それに伴う過酷な勤務管理に直面しています。特に、運行ダイヤから乗務員の勤務シフトを作成する「仕業編成」は、労働法規や社内ルールを遵守しながら作成する必要があり、膨大な時間と熟練者の勘に依存する「属人化」が大きな課題となっていました。本事業では、独自の数学的アルゴリズムを用いて、実用的かつ最適な運行計画を自動算出するシステムの実証を行います。
本実証で開発されるシステムは、既存の運行管理システムと標準的なAPIでデータ連携を行うため、高額なデータ蓄積基盤(データレイク)を新調する必要がありません。また、最大の特徴として、熟練者が手作業で一部のシフトを固定した状態から、残りの未割り当て部分を自動で最適化する「残ダイヤ最適化機能」を搭載しています。これにより、現場のこだわりや急な予定変更にも柔軟に対応でき、完全に自動化するよりも実用性の高い計画作成が可能となります。ダイヤ作成の工数を削減し、乗務員の公平な働き方改革を推進します。

Journalポイント
実はこれ、バスの運行計画を「部分的に手書き、残りをAIが自動作成」できる画期的な技術なんです。
え、そうなんですか?全部自動にするのではなく、人の手作業と組み合わせるのがポイントなんですね。
実は今、バス業界は深刻な 人手不足 に直面していて、複雑なダイヤや勤務シフトの作成が特定のベテラン社員に依存する 属人化 が大きな課題になっています。
でも、それってもともとシステムで自動化できなかったんですか?
ダイヤ作成には労働基準法などの厳しいルールがあり、完全にゼロから自動化すると現場の実情に合わないことが多かったんです。そこで、熟練者のこだわりを活かしつつ、残りの部分を 独自のアルゴリズム で自動計算する仕組みを開発しました。
なるほど!じゃあ、高額なシステムを丸ごと導入しなくても、既存のシステムに API 連携するだけで使えるということですか?
APIというのは、異なるソフトウェア同士を繋ぐ仕様のことで、今回は高価なデータ蓄積基盤を作らずに、既存システムと連携させます。これにより、バス会社は既存の資産を活かしたまま、低コストで 運行計画の自動化 を実現できるのが強みです。
他のモビリティ関連の会社も、同じように DX に取り組んでいるのでしょうか?
DXというのは、デジタル技術を使って業務やビジネスモデルを変革することです。現在、国土交通省の COMmmmONS のもと、多くの企業が連携して地域交通のシステム連携や標準化を進めており、業界全体が共通の技術資産を活用する方向へシフトしています。
なるほど、単独の効率化だけでなく、業界全体の共通インフラ化を目指す動きなんですね。勉強になりました!

