プレスリリース要約
VPPプラットフォームを開発するShizen Connectが、系統用蓄電池などの運用・制御を行うAC・RAシステム市場でシェアNo.1を獲得しました。需要側と供給側の両面でトップシェアを握った同社の動きは、急拡大する蓄電池ビジネスにおいて、今後のエネルギー戦略を占う重要な指標となりそうです。
株式会社Shizen Connectは、富士経済が発行した調査レポートにおいて、系統用蓄電池などのエネルギー機器の市場運用・制御を行う「ACシステム・RAシステム」の法人契約件数で2025年度の国内市場シェアNo.1(約26%)を獲得したと発表しました。同社はすでに2023年度の「DR・VPPプラットフォーム」市場でもシェアNo.1を獲得しており、需要側と供給側の両面をカバーするVPP(仮想発電所)の主要分野において、国内市場を牽引するポジションを強固なものにしています。
ACシステム・RAシステムは、系統用蓄電池などの運用に不可欠な仕組みで、各種電力市場取引を最適化し、遠隔制御を行うシステムです。同社のシステムは、東京ガスや大阪ガス、JERAグループなどの大手エネルギー企業のほか、東急不動産やヒューリックといった不動産・インフラ企業にも幅広く採用されています。制御対象の広さや、AIによる収益最適化、顧客ニーズに応える柔軟性が高く評価された結果、今回のトップシェア獲得につながりました。

Journalポイント
実はこれ、単に蓄電池を制御するだけでなく、電力の取引市場と連動して自動で売り買いまで最適化しているんです。
え、自動で取引までしてくれるんですか?システムが勝手に判断して電気を売り買いするってことですか?
そうなんです。電気の価格は30分ごとに変動するので、安い時に充電して高い時に売るという制御をAIが自動で行っています。
AIというのは人工知能のことですね。でも、それって蓄電池の持ち主が自分で設定するのではダメなんですか?
AIというのは人工知能のことで、大量のデータから最適な判断を自動で行う技術です。実は、電力市場の価格予測や気象予測、蓄電池の劣化具合などを人間が手動で計算して、24時間リアルタイムに制御するのは実質不可能なんです。だからこそシステムによる自動化が必須になります。
なるほど!だから大手電力会社や不動産開発会社も、自社で作らずにShizen Connectのシステムを採用しているんですね。
その通りです。実際に東京ガスやJERAグループといったエネルギー大手がこぞって導入しています。彼らにとって、信頼性の高い制御システムを自社開発するより、実績のあるプラットフォームを導入する方が圧倒的にスピード感を持って事業を展開できます。
他のIT企業やエネルギーベンチャーも、似たようなシステムを開発して参入してきているんでしょうか?
実は業界全体が、単なる機器の制御から、需要と供給を一体で管理する需給一体型制御へとシフトしています。Shizen Connectは需要側のDR(デマンドレスポンス)と供給側の蓄電池運用の両方でNo.1を獲ったことで、他社が一歩及ばない圧倒的な優位性を築いています。
蓄電池市場の急成長を支える裏方の主役が誰なのか、よく分かりました。とても勉強になりました!


