プレスリリース要約
株式会社EXIDEAは、日本語のGoogle検索3万件超を対象に「AI Overview(AIO)」の表示傾向を分析した調査結果を発表しました。AIOの表示率を最も左右するのは業種ではなく、検索クエリが求める「答えの形」であることが判明。SEO戦略やコンテンツ投資の優先順位を再考する上で、経営者や事業開発担当者にとって見逃せない知見となっています。
本調査は、2026年2月から4月にかけて日本語Google検索の33,201クエリを対象に実施されました。LLMによる自動分類と統計的検証(カイ二乗検定)を用いた高度な分析の結果、AIOの表示率に最も影響を与えていたのは、クエリの求める「コンテンツ形式(クエリの形)」であることが明らかになりました。具体的には、「○○とは」といった定義型のクエリにおけるAIO表示率は93.1%に達する一方、「○○一覧」などのリスト型では68.8%に留まり、クエリの形によって最大25ポイント以上の開きがあることが示されています。
また、一般にAIOが表示されにくいと考えられがちなYMYL(健康・医療、金融など)領域において、実際には健康・医療で86.4%、金融・保険で81.1%と高い表示率を記録していることが分かりました。さらに、自社ブランド名を含む「指名検索」であっても68.2%の割合でAIOが表示されており、ユーザーが自社サイトに流入する前にAIによる回答に接触している実態が浮き彫りになりました。同社はこれらの知見を基に、SEO記事の作成・改善を支援するツール「EmmaTools」を通じて、AI検索時代における最適なコンテンツ運用をサポートしています。


Journalポイント
実は、AI Overviewに自社の情報を表示させるために最も重要なのは、業界の種類ではなくユーザーの 『検索クエリの形』 なんです。
えっ、業界のジャンルじゃないんですか?てっきり医療や金融などのデリケートな分野はAIが出にくいと思っていました。
YMYL とは、健康や金融など人々の生活に大きく影響する領域のことで、検索エンジンが特に慎重に評価する分野です。これまではAIが回答を避けると思われがちでしたが、信頼できるソースが揃いやすいため、実はむしろ表示されやすい傾向があります。
なるほど、信頼性が重視されるからこそ、AIも回答を作りやすいんですね。でも、クエリの形によってどう変わるんですか?
例えば『〇〇とは』という定義を求める検索では、AIOの表示率が93.1% にも達します。一方で『〇〇一覧』のようなリスト型だと68.8%まで下がります。このように、ユーザーが求める『答えの形』によって、AIの表示率には最大25ポイント以上の差が生まれるのです。
そんなに差があるんですね!ということは、AIOは自社のサービス名やブランド名で検索された場合も影響するのでしょうか?
AIO というのは『AI Overview』の略で、Google検索の最上部にAIが生成した回答を表示する機能のことです。実は自社名などの検索でも約68%の確率で表示されます。つまり、公式サイトに来る前にAIの回答で第一印象が決まってしまうのです。
それは対策が急務ですね。他の企業もやはり、従来の SEO から新しい対策へ切り替えているのでしょうか?
SEO というのは『検索エンジン最適化』のことで、自社サイトを検索結果の上位に表示させる技術のことです。現在は、すべてのキーワードに一律で対策するのではなく、AIが出やすいクエリとそうでないクエリで、予算や手間の配分を切り替える企業が増えています。
なるほど、AI検索の特性を理解して、効率よく投資を配分することが大事なんですね。とても勉強になりました!


