プレスリリース要約
株式会社Claboが暗号資産投資経験者733名を対象に実施した調査により、利確ルールを明確に決めている投資家ほど、売却判断に後悔を抱きやすいという逆説的な実態が明らかになりました。ボラティリティの高い市場特有の心理的葛藤や、ルール未設定層が陥る「売れない」課題など、投資家心理の複雑な構造に迫ります。
株式会社Claboは、暗号資産投資経験者733名を対象に「利確のタイミングと投資スタイルに関する実態調査」を実施しました。その結果、利確ルールを「明確に決めている」投資家の後悔あり率が87.50%に達し、ルールを「決めていない」層の59.07%を28ポイント以上も上回るという、一見すると逆説的なデータが浮き彫りになりました。特に明確なルールを持つ層では「よく後悔する」という回答が52.21%と過半数を占めており、基準が厳格であるからこそ、ルールを破ってしまった際などの自己反省や悔恨が生まれやすい構造が可視化されています。
一方で、利確ルールを持たない層の21.43%(約5人に1人)が「これまでに一度も利確したことがない」と回答しました。これはルール設定者の11.98%と比較して約10ポイント高く、売却の基準がないことが利益確定のタイミングを逃し、売るに売れない状態に直結している深刻な実態も明らかになっています。利確ルールを「明確に決めている」と回答した投資家は全体の18.55%にとどまり、「なんとなく決めている」が50.89%と過半数を占め、感覚ベースと数値ベースで二極化する投資家の判断タイミングが、投資成果や心理面に大きな影響を与えています。


Journalポイント
実はこれ、明確なルールがある人ほど、自分を責めて後悔しやすいという面白いデータなんです。
え、そうなんですか?ルールを決めた方が、迷いがなくなって後悔も減ると思っていました。
実は、ルールが明確な人ほど、急激な市場変化でルールを守れなかったり、ルール通りに売った後にさらに価格が上がったりしたときに、強い後悔を感じやすいという課題があるんです。
でも、それってもともと投資判断を迷わないためのルールですよね?本末転倒な気もします。
そうですね。例えば、ルールを明確に決めている層の 52.21% が「よく後悔する」と答えているのに対し、ルールがない層でよく後悔する人はもっと少ないんです。数字で見ると、ルールの存在が自己評価を厳しくしている様子がよく分かります。
なるほど!じゃあ、ルールがない方が精神的には楽ってことですか?
そこが難しいところで、ルールがない層は 21.43% が「一度も利確したことがない」、つまり売り時が分からず放置状態になっています。これは、含み益があるのに利益を確定できないという別の大きな問題に繋がっているんです。
含み益を抱えたまま売れないのも辛いですね。他の投資スタイルでも同じような後悔があるのでしょうか?
含み益というのは、保有している資産の値上がりによって一時的に生じている未実現の利益のことで、実際に売却するまでは確定しない利益を指します。実は業界全体でも、短期売買スタイルほど後悔率が 84% と高くなる傾向があり、保有期間が長い長期投資ほど比較的後悔が少ないというデータもあります。
なるほど、自分の投資スタイルに合わせたルールの緩め方も大切ですね。勉強になりました!

株式会社Clabo

- 代表
- 上野育真
- 所在地
- 東京都港区六本木一丁目4番5号 アークヒルズ サウスタワー16階
- URL
- www.clabo-inc.co.jp
